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*** 大和・side *** まあ、仲良く?なったんなら ・・・・いいか。 まだ話に花を咲かせている ダブル父を ぼんやり見つめていたら 圭と 母さんが戻ってきた。 『さ、帰るわよー。』 父と俺に声をかける。 『お、そうだね。大和。』 『あ、うん・・・・・』 父に促され、俺も渋々 立ち上がった。 前を歩く 親たちから少し離れて 玄関に向かう。 もうちょっと一緒に居たかったな なんて思いながら、 横を歩く 圭をちらりと見ると、 なんだか顔が赤くて 目も ちょっと潤んでて、 まるで泣いた後のような感じに見えて・・・ ぎょっとして立ち止まった。 『・・・圭??な、何かあった?』 『え、え・・っ・・ !? あ、や、うぅんっ?なんでもない・・・💦』 あからさまに動揺する圭。 んー? なんでもないワケではなさそ・・・ 『・・・・・あっ!まさか! 母さんに なんか言われた?』 『えっ!?・・・・・・あ、あの・・・ ち、違・・・っ、や、・・・・・あの・・・・ あのね?大和くんのお母さんは・・・/////』 母さんは? やっぱり、母さんになんか 言われたんだ・・・・・ あの、ババア・・・ッ! 『なになにっ!?なんて言われたの?』 『あ、あの・・・・//////』 今度は真っ赤になって 恥ずかしそうに俯く圭。 んん? これは・・・照れてる? えー?なになに?? なに言われたんだ??? 気になる! ババア、なに言ったんだーっっ !?

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