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第2話 3作目だけど、まだ6月だよ~
オレは、かわいくてつくし系の恋人募集中の桜井悠人 だ。
ごく最近までは帰宅部だったが、火曜日から風紀委員内務部補佐という肩書きがついた。
4月の始業式の日に、此花 先輩に媚薬の飴『ラブ・キャンディ』を食べさせられた。
頭も体もそうとうヤバかったらしいオレを、風紀副委員長でクラスメイトの龍ヶ崎 が助けてくれた。
被害届等を書くのが嫌だったオレは、手続きをバックレるかわりに、前風紀委員長の神田 さんと取引をし、親衛隊結成承認と風紀委員に入るのとを了承した。
龍ヶ崎とは『いつでも好き勝手出来るオモチャ』という位置付けのセフレ関係が、2ヶ月以上続いている。
(※詳しくは第1作目『飴(龍ヶ崎×桜井シリーズ①)』を参照)
龍ヶ崎とセックスしない日がほぼない毎日を過ごし、体力も精力も根こそぎ持っていかれ、朝、起きられなくなってしまっていた。
体がきつくて、休みがちになって。
そうすると、自然と成績が下がる。
あんまり成績が下がると、家にも連絡がいくわけで。
だから、龍ヶ崎に食い下がって、週末だけのセックス日を勝ち取ったのが、月曜日の夜。
正式に風紀委員になったのは6月からだけど、それをオレが知ったのは、この月曜日だ。
ちなみに17日。
その翌日には、俺様風紀委員長様自ら、オレのクラスに来て、風紀委員室に来るように言ってきた。
(※詳しくはシリーズ第2作目『フルーツサラダヨーグルト(龍ヶ崎×桜井シリーズ②)』を参照)
4日間セックスなしの生活は久しぶりで、体が楽。
正確には月曜日の朝にしたから、3日と半日だけど。
食欲も減退せず、体力もおとろえず。
逆にどんだけ、龍ヶ崎に酷使されていたのかを思い知らされた。
セックスは気持ちよいのがいい。
度をこすと、ただの暴力になるし。
まとめてしたほうが、体に負担がかかると、龍ヶ崎は言ったけど。
週末にまとめてするのは、いつものことだし。
回数が減った分、体がつらくなくて、授業も1限目から出席出来るようになった。
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