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ママゴト 1

「あああッ、あ、あ、あぁ!」 部屋中に青年の悩ましい声と、肉と肉がぶつかり合う生々しい音が響いていた。 必要最低限の物しかない殺風景な部屋。 中央に置かれたパイプベッドに青年───中川透は繋がれて……男に犯されていた。 両腕は頭上のパイプベッドに手錠で繋がれていた。 透を犯している男、鷹司彰広が透を揺さぶる度に、ガチャガチャと手錠が不快な音を立てた。 両脚は高く抱え上げられ、真上から突き刺さすようにズボズボと男根を挿入されて犯されている。 「あっひぃ───ッ! あぁ! やぁあ!!」 「……はっ」 彰広は動きを止め、自身の太い男根を咥え込んでいる孔を確かめるように、指腹でそっと撫でた。 「あっ……! やっ、ダメだ! やめっ……!」 今日、初めて男を咥え込んだ透のアナルは限界まで伸びきって、健気に彰広の逞しいソレを締め付ける。 「……透」 彰広は肩から透の両脚を下ろして、改めて透の腰を両手で掴んだ。 透のしなやかな両脚に己の腰を挟ませ、尻を彰広の太腿に乗せるようにして抱え直した。 ぐいと力強く引き寄せて膝立ちになり、ゆうるりと回しながら、透のアナルを責めた。 ……徐々に早く。もっと激しく。 「……ああ! やっ……ぁあう!!」 力強い腕にぐっと引き寄せられて、繋がれている透の両腕が限界まで伸びて、背中が引きつったように反り返る。 手錠がまた不快な音を立てた。 「ひぃ───っ! あ……あぁ……あッ!!」 透は喉も背も反らせ、悲鳴のような声で長く喘いだ。 いったいどれだけの時間、挿入されっぱなしか……もう分からない。 彰広のソレは衰えることを知らないように硬くそそり勃ち、延々と抜き差しを繰り返す。 終わりの見えない行為に透はめまいを覚えた。

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