「あぁ……もうイクっっ」 　調整したのにも関わらず、もう我慢が出来ず、佑月は白濁液を須藤のお腹へと撒き散らした。快感に身を震わせながらも、須藤がまだだと、イク顔が見たいと扱く手を強くしようとした時。須藤が僅かに呼吸を乱し、艶かしい表情で欲を吐き出した。 「あ……良かった……っ！？」 　安心した佑月の視界が急に反転する。驚く間もなく、須藤は佑月にのし掛かり、呼吸ごと奪うように唇を重ねてきた。どうやら我慢の糸が切れてしまったようだ。 「ふぅっ……んん……っ！」 　苦しさに身悶える中、後孔に指が挿入される。蕾が十分に柔らかいせいで、難なく須藤の指を向かい入れる中は、嬉しそうとさえ思う程に指を締め付けている。 「あぁあ、いぁ……」 「せっかく今日は優しくしてやろうと思ったんだがな」 「いや……ぁああ……」 　指を増やされた上、前立腺ばかり攻められ、佑月はもはや話すことが不可能だった。生理的な涙で滲む視界に映る須藤は、もう誰にも止められない飢えすぎた猛獣そのものだった。一度抜いたはずなのに、全く萎えることなく、その怒張を佑月に知らしめるように、擦りつけてくる。 「ぁん……あぁいやぁ……」 　イキそうになる度に根本を強く握られ、射精もさせてもらえない。佑月の茎はビクビクと蜜ばかりが溢れ、その度に須藤は舌先で擽るように舐め取っていく。もう、本当におかしくなりそうだった。 「はぁはぁ……あ……おねが……イカせて」 　須藤には佑月の声がまるで届いてない。亀頭だけを口に含み、思いっきり吸い上げては、先端を擽る。中は相変わらずいい所ばかり刺激され、佑月は過ぎる快感のせいで頭を振った。 　須藤を攻めてみたいと軽く思ってしまった自分が、本当に馬鹿だったと思ってももう手遅れだった。