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after story 50

 我慢させられたことへの鬱憤を晴らしているのかは正直分からない。だが、いつも以上に執拗に苛められているのは間違いない。 「あぁぁ! くぅ……」  後ろの急激な圧迫感と痛み。ゆっくりと異物が侵入してくる感触は未だに慣れない。須藤のモノが規格外というのもあって、本当に避けてしまいそうだからだ。だが恐らくケガをして、出血したのは一ヶ月前のあの時だけ。それ以外はケガなどしたことがない。須藤が時間を掛けて解してくれてるからだ。苦しいのは最初だけ。だから安心して身を任せられる。佑月は出来るだけ全身の力を抜いて呼吸を整えた。 「そう、もっと力を抜け」 「……うん」  抜いてるつもりだったが、やはり身体は強張ってるようだ。そんな佑月の赤く実った小さな粒を、須藤が舌先で転がすように舐めてきた。 「あっん……」  擽ったくて気持ちよくて、佑月の身体はねだるように須藤へと胸を差し出す。それに応える須藤は、片方の赤い実は指で捏ねくり返し、時折爪で引っ掻く。堪らない刺激に佑月は喘いだ。そして須藤は雄を奥までゆっくりと埋め込む。 「あ、熱い……」 「痛くないか?」  コクコクと須藤へと頷く。こういうところは本当に優しい男だ。さっき〝優しくしてやろうと思ったんだが〟と脅すような事を言ってた通りに、須藤とて本当は入れた瞬間には、思いっきり突き上げたいはずだ。それなのに、前回ケガを負わせた負い目だけではなく、いつも佑月を思いやるその姿は須藤の深い愛を感じる。だから全く痛くないというわけではないが、そんな須藤に早く応えたくなる。 「動いて……須藤さん」  佑月は腰を怪しく揺らめかし誘う。  須藤の喉仏が上下に動くのが見えて、佑月は更に腰を揺らす。散々せき止められた佑月のペニスは、まだかと涎を垂らしているよう。身も心も全てが須藤を欲していた。

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