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「あ、うう、……うっ……」 「あー、こんなに乳首勃たせて……触ってあげる」 「ひっ、あぁっ……!」  智駿さんはとうとう俺の脚を開放して、乳首も触り始めた。脚を開放されたのに、俺は尿意に耐えるのに必死で逃げ出すことができない。乳首と尿道、両方をぐりぐりされて、腰の力がどんどん抜けていって、我慢するための力も一緒に抜けていく。 「ひっ……あ、……ひ、」 「鳥肌もたってきた。いいよ、そんなに我慢しなくて」 「い、いや、ぁ……」  下半身の感覚が、麻痺してくる。智駿さんのぐりぐりはどんどん強くなっていって、下腹部の緊張が解けてじわーっと温かくなってくる。ああ、やばい。この感覚は、やばい。もう、もう…… 「あ……」  智駿さんが、ぱっと乳首とチンコから手を離して、再び脚を抱えてきた。M字に開かれて、ぎゅっと股間全体がパンツに締め付けられて……俺は、全身からくたりと力を抜いて、智駿さんに身を預ける。  ちょろ、と液体がこぼれた感覚。そして、一気にパンツが濡れていって温かくなっていく。しょろろろ、と我慢に我慢していた液体が出てきて、俺はよくわからない感覚に囚われていた。ぞわぞわと全身に寒気がはしって、とうとう漏らしてしまったという絶望感。……そして同時に、得体の知れない快楽。 「もっと出していいよ」 「あんっ……」  ぐっ、と脚を引かれて、腰を突き出させられる。そうするとまた、ちょろっと液体が出てきた。でちゃう……でちゃった……びしょ濡れの股間を智駿さんに見下ろされて、俺は身体が火照ってくるのを感じた。  全部、出してしまって。俺は開放感にぐったりとしてしまった。はあ、はあ、と息が勝手に溢れてくる。呆然としていれば、智駿さんが濡れたパンツの上からチンコを撫でてきた。 「梓乃くん、漏らしちゃったね」 「ごめんな、さい……」 「恥ずかしいね、梓乃くん」 「あっ……や、ぁ……」  意地悪そうな智駿さんの声に、ゾクゾクした。智駿さんにこんなにも辱められて、俺は……たしかに、快楽を覚えていた。びしょ濡れのパンツをじっと見下ろされて、俺の全身は主人に服従する奴隷のように、智駿さんに心酔していた。こんなところをみられたら、もう……逆らえない。そんな、服従感がたまらなかった。 「あれ、勃ってるよ。梓乃くん」 「ひっ……あぅっ……」 「そんなに僕にみられるの、イイ? じゃあ洗うのも、僕がしてあげる」  くすくすと智駿さんが笑いながら、シャワーを手に取る。そして、俺のぱかっと開かれた股間をめがけて、お湯を出し始めた。 「あぁんっ……」  しゃー、と股間にお湯があてられる。勃ったチンコはパンツの中でぴくぴくして、そしてヒクつくお尻の穴はさらにひくひくしていて。智駿さんは水流の強さを強めたり弱めたりながら、俺の反応をみて楽しそうにしている。 「どうしたの、梓乃くん。洗ってるだけなのにそんなにいやらしい顔をして」 「ふぁっ……ぁんっ、……ちはやさ、……これ、だめぇ……」 「んー? なあに。ほら、もっと腰を突き出さないと洗えないよ」 「ひ、ぁああっ……」  ぐんっ、と脚を引っ張られて、俺は股間を前に突き出す体勢になってしまう。敏感になったアソコがシャワーでいじめられて、俺はもう、イきそうになっていた。 「ほら、洗ってあげるからね」 「ひゃあっ……」  智駿さんは一旦シャワーを止めて、手のひらにボディソープをとった。そして、その手で俺のぐしょ濡れパンツをはいた股間を掴む。そして、大きく、股間を揉みしだいてきた。 「あんっ、あっ、あんっ、あんっ」 「洗ってるだけなのに、なんでそんな声を出してるのかな、梓乃くん」 「ごめんなさいっ……あっ……んひゃあ……」  アソコが、じんじんしてくる。智駿さんは中指でお尻の穴の入り口をぐりぐりしながら、手の平でたまを揉み込んできた。パンツが擦れて、いつもと違う感覚がして、俺はもう、気持ちよくて腰をがくがくさせていた。ボディソープの泡と、パンツのなかでぐしょぐしょになっている俺のエッチな汁が混ざって、智駿さんが手を動かすたびにぬりゅぬりゅという感覚がする。それがまた気持ちよくて、もう俺はくったりとして体をびくびくさせること以外は動けなくなってしまった。

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