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 智駿さんはようやく前立腺の刺激をやめると、パンツをぐいーっと引っ張った。そして、離す。パツンッ!と音を立ててパンツは元どおりになったけれど、パンツの布に叩かれた衝撃で、俺のチンコはぴくんっと震える。  ぐいーっ、パツンッ、ぐいーっ、パツンッ。何度もなんどもパンツを引っ張っては離しを繰り返される。パンツが元の形に戻って、パツンッ、と音がするたびに、俺は「あふぅ……」なんて蕩け切った声をだしてしまう。気持ちいい。びっしょりパンツの布がびしゃっという感覚とともにアソコを叩いてくるの、気持ちいい。また、ちょろ、ちょろろ、と潮を出しながら、俺は腰をくねらせて感じていた。 「梓乃くん、一回潮吹きすると止まらないもんね」 「あっ、ん、あっ、あっ、」  いじめられて、いじめられて。視界がちかちかしてきたところで、くるりと向きを変えられる。そして、智駿さんは俺のパンツをずらして、あらわになったお尻の穴をちゅるちゅると撫でてきた。 「また、これでパンツぐしょぐしょになっちゃうね。僕が挿れると、梓乃くん、すっごくだしちゃうんだもん」 「う、ぁ、……い、れてぇ……いっぱい、おもらし、する、……」 「おもらし、好きになっちゃったのかな?」 「す、き……気持ちいい……」 「ふうん。おもらし大好きなんて、梓乃くんは本当にドエムだね」  智駿さんが、堅くなったものを俺のお尻の穴にあてる。そして、ずぷぷっとなかにそれを挿れてきた。俺に、パンツを履かせたまま。ずらしたパンツの隙間から、挿れてきたのだ。 「ふ、あぁあぁっ……ぱんつ、はいたまま、なんて……っ、あぅっ、」 「ほら、大好きなおもらし、してごらん」 「ん、あぁあっ……!」  ずぶん、ずぶん、と智駿さんがぐしょぐしょの俺のアソコを突き上げてくる。智駿さんは俺が潮吹きをしてしまうように、前立腺を中心に責めてきた。いつもは奥を奥をと突いてくるのに、今日は俺にとにかく潮吹きして欲しいのか、前立腺。  じゅわじゅわと、熱が前立腺から広がっていって、俺はあっという間にナカイキした。そして、ぎゅううっとなかが締まると同時に、強烈な尿意を感じる。あ、これは……潮吹きしちゃうやつだ。また、吹いてしまう。智駿さんに突かれながら、俺、 「あ、……やぁあぁあ…あ」  いっぱい、おもらししちゃう。じょろーっとチンコから潮が溢れだして、また、パンツを濡らしていった。じょばじょばとパンツから潮が溢れているというのに、智駿さんは動きを止めない。ぱんっ、ぱんっ、って勢いよく突いてくるから、溢れだした潮がぱちゅんぱちゅんと飛沫をあげて、俺の腹に胸に飛び散っていく。 「あっ、あっ、あっ、あっ、」  たくさんたくさん、潮吹きして。パンツがいっぱい潮を吸って、たぷんたぷんといっている。俺の体を知り尽くした智駿さんの責め方のせいで、潮吹きは止まらない。 「もうっ、もう……ゆるして、ゆるしてちはやさん……!」 「まだ、ダメ」 「あっ、あっ、あッ……あぁーっ、……!」  イキすぎて、アソコが溶けそうになる。結合部がびたびたになりながら思いっきりピストンされて、俺の意識は薄れていった。 「ちはやさん……ッ、」  ビクンッ、と大きく体が跳ねて。思わず智駿さんの名前を呼んで、同時にふっと視界が白んだとき。智駿さんが満足そうに笑っているのに、気付く。  俺、また、調教されちゃった……。  満足感が胸を満たした瞬間、完全に、意識はブラックアウトした。

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