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※第12話

「ッンーーッああ、ッふ、と、ぉの、ふかいっ、アアッ、ひ、ぃ、アア、ッふ、きも、っひい、ああ、おひ、んち、ん、いく、ああ、ッあ」 歪んだ表情は苦悶ではなく、過ぎた悦楽に蕩けきっていて、安物のベッドのスプリングはぎしぎしと軋む音を響かせる。 「シェン·リァウォーカー君だったかな、君も混ざるならこちらに来るといい」 湿った音をわざとらしく響かせて腰を打ち付けながら、遠野はシェンを煽るように統久の両脚を拡げさせて泡立った粘液で濡れた結合部を見せつける。 フェロモンの強烈な香りでぼんやりとしながら、シェンはソファから腰をあげてベッドサイドへと近寄った。 「統久、奉仕してあげなさい。君も上司からの奉仕なんてなかなか受けられないだろ」 遠野は統久の背中を少し押して倒すと、促すようにその頭をシェンの股間へと押し付ける。 既に理性はすっとんでいるのか、歯でシェンのズボンのチャックを銜えてゆっくりと引き降ろすと、下着の隙間から覗くいきり勃った肉竿に唇を這わせてちゅっちゅっと吸いつくと、ゆっくりと口に含む。 「ッ、ちょ、中隊長さん.....大丈夫かよ」 驚きに目を見開いてシェンは彼を見下ろすが、夢心地のような表情を浮かべて、舌を絡ませての刺激を繰り返し始める。 生まれながらの娼婦のように、雄を悦ばせる動きは巧みでまたたくまに追い上げられていく。 「ーーッ、うますぎ、だろ」 「しゃぶるのが大好きだからな、統久は。いいだろ、特にイラマチオされるだけでイけるくらいだ」 まるで自分の所有物かのように自慢する遠野に、確かに悪趣味だなと思いながらも、心地よい感覚にシェンは真下のバサバサの統久の髪を撫でる。 「ン、ッふーーっん、んんッ」 撫でる度に鼻を鳴らして下肢をうがかれながらも、銜えた肉を丹念に舐めあげる姿に、シェンはこくりと喉を鳴らす。 「可愛らしいだろ。こんなに可愛いのだから、素直に愛されればいいのにね」 ズンと深く穿つと、統久も達したのかビクビクと震えながら、それでも口を窄めて奉仕を続ける。 「俺も、出します。すいません」 素直に帰らなかったことに、悪いことをした気持ちになりつつも、シェンはその咥内へと欲を放った。

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