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※第40話

本当ならばこんなに危険な賭けはやるべきではない、と分かっている。 寝室にいこうかと統久の耳元に告げると、こくりと頷いて演技だろうか見上げる目元が熱く熟れる。 多分この様子は盗撮されているんだろうなと辟易しながらも、コテージの寝室の扉を開いて丸太素材で出来たベッドね端に座って誘う。 ふわーっと目の前がくらくらするような香りが漂う。 ベータの自分がこの調子なのだから、アルファならたまったものじゃないだろう。 発情期でなければ意識してこれをコントロールできると言っていたが、とんでもない能力である。 「シェル、僕のことちゃんと手に入れてね」 甘い囁きが濡れた言葉と共に響き、夢うつつのような気分でシェンは背中に腕を伸ばして頷く。 この強烈なテンプテーションに、打ち勝てるものなどいるのだろうか。 統久は身を屈めて床に膝をつくと、少し節ばった指先をシェンの股間に伸ばしてジッパーを引き下ろすと、前をくつろげて中身を取り出す。 「ああ、手に入れて二度と離さないよ」 下着の上から唇を這わす統久の黒髪を、シェンは手を伸ばして指先で梳き、熱をもった口内に含まれる感触に、頭を抑え込む。 「ング、ン、ン、ッ」 苦しげな声をあげながらも、いつの間にか衣服を下ろしていた下肢を卑猥に掲げて見せつけるように、指先で割れ目をたどる。 サービス精神旺盛、ってやつか。 筋肉のはった硬い尻肉を軽く叩いて、やわやわと揉みこむと、前を弄っていたのか反対のぬれた指先をくちと浅く挿しこみ、ゆるゆると回す。 「しゃぶりながら、欲しがってるの可愛いな」 喉を鳴らしてうなじに唇を落とすとビクリと身を震わせて、腰を揺らす。 じんじんと下肢にたまる熱にたまらなくなって、額をぐいと押して唇から竿を引き出させると、頬をぴちりと竿でたたく。 「膝の上に乗れよ」 まだまだほぐしきれていないと、少し躊躇うような顔をするが、統久は片足をベッドの上に載せて手を伸ばして切っ先を支えると僅かに自らにめり込ませる。 「ッ、ふ、シェルの、おっきいから.....きつい」 「そんなこと言ってもすぐガバガバになるだろ」 からかいながら背中回した腕に力をこめて、一気にズブズブと内部へと押し込んでいく。 「ーーッ、そんな、こと.....ッ」 首を左右に振りつつも、奥まで咥えさせられる圧迫に、内腿を震わせて腰をだかれて両脚をベッドの上に載せる。 「ンっ、ふ、ああ、はいっ、てく」 「ああ、ハイル。お前の中に全部埋めたぜ。うまいか?」 腰をぐいと押し付けると唇を震わせて、唾液に濡れた舌先で吐息が押し出される。 「わけが、わからなくなるくらい.....抱いて、よ」 囁かれる言葉に、シェンはストッパーを外した。

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