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第70話 繋がる心と身体 ※

銀ちゃんの硬い屹立が、ぬるりと出てぱちゅんと奥に挿し込まれる。 初めはひきつれた痛みもあったけど、軟膏の効果か、数回出し入れされるうちに、なんとも言えない快感を感じ始めた。 「あっ、あ…っん、ひぁっ、あ…っ」 俺のあげる声が高くなるにつれて、銀ちゃんの腰の動きが激しくなってきた。 銀ちゃんが身体を起こし、片手で俺の腰を掴んで、ぱんぱんと腰を打ち付ける。 もう片方の手で俺の性器を握り込み、緩く扱き出した。 「やっ、それっだめ…っ、で、ちゃう…っ、ああっ」 俺は身体を大きく跳ねさせて、俺の腹の上に白濁を飛ばす。きゅうと内壁が収縮して、銀ちゃんの男根に俺の襞が絡み付くのがわかった。 「くっ、う…っ」 次の瞬間、銀ちゃんが低く呻いて中に精液を勢いよく吐き出した。 俺の上に倒れ込み、荒い息を吐く銀ちゃんの胸から、どくどくと激しい心音が聞こえる。俺も同じく荒い呼吸を繰り返して、激しく心臓を鳴らした。 しばらくして息を整えた銀ちゃんが、俺の中から自身を抜こうとするのを、腰に足を絡めて慌てて止める。 「やっ、待ってっ。もう少し…俺の中にいて…。やっと、一つになれたんだし…」 驚いて俺を見た銀ちゃんは、ふっと目を細めて笑うと、俺の背中に手を入れて起こし、自分の膝の上に座らせた。 「や…っ、あ…んぅ」 瞬時にまた硬くなった銀ちゃんの屹立が、俺の身体の重さで更に奥に突き刺さる。 「はあっ、やぁ、おく…こわ…い」 銀ちゃんの肩にしがみ付き、逞しい胸に顔を寄せて呟く俺の背中を、銀ちゃんが優しく撫でた。 「すぐに慣れる…。くっ…、おまえが悪いんだぞ。もっともっと俺の匂いを付けてやるからな…っ」 そう言って俺の腰を掴むと、いきなりがんがんと突き上げてきた。 「あっ、ああん、もうむりっ、やら…やめ…っ」 口の端から涎を垂らし、涙を流して懇願する俺の後頭部を引き寄せると、強く唇を吸い俺の口内を蹂躙する。 唇を塞がれて、抗議の声も上げれなくなった俺は、振り落とされないように、必死で銀ちゃんの首にしがみ付いた。 銀ちゃんの硬く張った亀頭のかりの部分が、俺の感じる箇所に当たり、腰がびくんと激しく跳ねた。再び硬く上を向く俺の性器からは、また蜜が溢れ出している。 ごりごりと擦れる刺激に、俺は身体を大きく後ろに反らす。前に差し出す形になった乳首に銀ちゃんが吸い付き、唇で強く挟んで舌で弾く。同時に俺の性器を掴んで先端を親指でこりこりとさすった。 「ああっ、ああん、も…だめっ、やらぁ…っ」 乳首を軽く噛まれて、大きく背中がしなり、俺と銀ちゃんの腹の間に二度目の白濁を飛ばした。と同時に、銀ちゃんも呻き声を上げて、俺の腹の奥に勢いよく熱いものをかけた。 「はあっ、はあっ、凛…凛…」 「ん…っ」 ぐったりと銀ちゃんの胸に身体を預ける俺の背中をさすって、銀ちゃんが何度も耳の傍で名前を呼ぶ。 俺は、疲れと銀ちゃんの声の心地良さに、そのまますうーっと落ちるように眠ってしまった。

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