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Ending

僕たちは、幸せを求めて悩んで足掻いて、生きるのです。 ひとつの幸せを掴んだなら、またもう一つ、そしてもう一つ。 莫迦だ愚かだと言われても、それが人間なのですから、仕方ない。 無様に生き抜いて、最後には笑って死んでやろうじゃありませんか。 そこで笑っている妖怪に、「幸せな人生だった」と言い放って死んでやろうじゃありませんか。 花一匁じゃ足りないの -end-

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