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第6話 candy hive. -2-
そして俺はメール通りに帰った。
「―……ただいまー、ギョク」
いつも通りの声色、声量で俺はマンションの自宅のドアを開け、中に入り鍵を掛けてから振り向いた。
そして視線の先にあったのは……
―……細くビリビリズタズタにされた寝具類と、俺の衣類。"布"という点で、すごくシンプルだ。
それから巣材にしようとして落としたのをそのまま放置したであろうそれらを辿って、俺は書斎に使っている部屋のドアを開けた。
当然だが、居るのは分かっているんだぞ、ギョク!
そう思いながら開けた先の室内は暗く、カーテンの隙間から月の自然光が柔らかく差し込んでいて……
巣材のビリビリの寝具や自分の衣類の中で横向きに寝転がり、切なもどかしそうに居る俺の番の"玉兎"。
その姿は巣材と同様の物で自ら目隠しをし、猿轡に、細く裂いた布を包帯の様に身体に巻きつけ、ペニスに靴下を履かせている。
よく見なくても興奮して頬が真っ赤だし、腰がピクピク揺れている。
変態だ。変態ウサギだ。
「……ま、俺もそんなギョクにスゲェ興奮するんだけど」
俺は自分の下半身の一点が益々熱くなるのを感じながら、愛しい番の変態ウサさんに話し掛けた。
「ギョク、ただいま」
「ん! ン! んんっ!!」
「今回も良い巣に棲んでるな。俺も仲間に入れてくれよ?」
「んんぅう~~! ん、んっ!」
俺の言葉に頭を勢い良く縦に振るギョク。
そして仰向けになって、腰を上げてクイクイ揺らして俺の靴下を履いて勃起しているペニスを必死に晒す。
これは"靴下を取れ"って事だな。
―ねっちょぉ……
「……うッわぁ……。俺の靴下の中、ギョクのでベトベトぐッちょぐちょ……やらしいウサちゃんだなぁ」
「んふ、んふーふー! ふぅう!」
「ハイハイ。猿轡、外すな?」
「―……ぷはぁ……っ」
猿轡を外すと口から大量の唾液が零れ、使っていた布に幾本も糸が出来た。
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