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ハルがラズワードのたちあがったものの根本を握ると、一層高い声が漏れる。触られる、とどきどきとしていれば、なぜかハルはそれ以上のことをしてこない。ホッとしたような、残念なような、そんな気持ちでラズワードが吐息を吐いた時、体を電流のようなものがつきぬける。
「あぁあッ…… 」
「あ、すごい、いっぱい入ってる」
ぐちゅ、と卑猥な音が布団の中で響く。突然指を後孔に突っ込まれたラズワードはあられもない声を発してしまった。そのまま中をぐりぐりと掻き回されて、ラズワードはシーツを握り締め、身をよじり悶えることしかできなかった。
「あっ、あぁっ、」
「ラズ……このイヤらしい音たててるやつ、何だろうね」
「……、」
ハルの質問にラズワードは顔を赤らめる。きっとハルを睨めば、ぐっと強くイイところを刺激され、「ひゃあぁ……ッ!」なんて、懇願するような淫らな声が溢れてくる。
「や、ぁああっ! だめッ、そこッ、あぁあッ……! だめぇ……!」
「ほら、教えてよラズ……」
「はっ、あぁ、……、はる、さまの……んぁっ……!」
「俺の?」
「はるさ、ま、の……せーえき、です……あぁッ……!」
「ラズ、やらしー……」
ほぐれたそこは、くちゅくちゅと水っぽい音をたてる。指を飲み込み、きゅうきゅうと締めつければ穴から白濁の液体がとろりと漏れてくる。たまらなくイヤらしいその光景に、ハルの理性が壊されそうになる。しかし、こんな朝から激しく抱いてしまったら、お互い1日もたない。ハルは自分のものをそこに突っ込んでガツガツ突いてやりたい衝動をぐっと堪えた。指でイカせてあげようと、激しくナカを掻き回す。
「あぁああぁッ! やぁ、はるっ、さまぁッ!」
「かわいいー……」
「イっちゃ……! やだ、はる、さまッ! そこ、はなし、て……だした、い……!」
「んー……だめ。ラズがイってるの何回もみたい」
ハルは未だにラズワードの根元を掴んだままだった。この状態ではラズワードは出すことができない。つまり、ハルが手を離すまで、後ろで何回もイクことになってしまう。ラズワードはそれに怯えるようにハルに懇願したが、ハルはそれを許さない。
「あぅ……ッ!」
「いま、イった……やばい、今の顔すごく可愛い」
「はっ、あっ、イった、からッ……! はなして、おねがい、ハル、さまぁ……、」
「んー、もうちょっと、」
「ひっ、やぁッ……はぁあッ……!」
「また、イった。かわいすぎ」
短い間隔で何度も達するラズワードの身体がビクビクと震えている。荒い呼吸は苦しそうで、しかし悩ましげにトロトロに歪む顔はなんとも気持ちよさそうで、酷く淫靡なその姿。縋り付くようにシーツを掻き、虚空を見つめる瞳は涙に濡れ、限界をとっくに超えた身体は迫り来る快楽にされるがまま。
挿れて、出して、挿れて、掻き回して押し上げて、イク度にそこはぎゅっとしまりナカから植え付けられた種がとろりと溢れてくる。
「ゆる、し、てぇ……ッ! あっアッ、あぁッ、……はぅッ……!」
「んー……わかった、我慢する」
本音を言えばあと10回はラズワードのイってる顔が見たかったが、さすがにそれはラズワードにとっての負担になりかねない。
ハルはラズワードのものを握る手を離すと、出し入れのスピードを一気にあげた。
「やぁああぁッ!」
ぐちゅっ、ぐちゅ、と激しい音をたてて掻き混ぜる。のけぞり、その強過ぎる快楽の責め苦に耐えようとするラズワードは、手の甲が白くなるほどにキツくシーツを握り締めていた。ハルはその手をそっとほどくと、指を絡めぎゅっと握ってやる。そして指による挿入を続けながら再びラズワードに覆い被さると、唇を重ね、その口に舌を突っ込んだ。
「ふっ、あぁ、んぅッ」
快楽に支配されきったラズワードはハルの深いキスに応えることができず、ただハルに口内を犯されるばかり。ひくひくと舌を動かしながらも、絡めようと思った瞬間にまた強い快楽が脳天を貫いて上手くできない。
「あっ、あッ、いく、イク、イク……ッ!」
「ラズ……」
「あッ、あぁああぁ……」
ぴゅく、っと下腹が濡れるのをハルは感じた。唇を離せばため息のような甘い声を漏らしたラズワードは、とうとう最後の絶頂を迎えたらしい。はちきれんばかりにかたくなったソコから、とろとろと蜜が溢れ出している。どろどろに蕩けた瞳でハルを見つめながら、ラズワードは吐息混じりに囁く。
「はるさまの、いじわる……」
「……ごめんね、苦しかった?」
「……いいえ。よかったです……すごく、きもちよかった……」
「あー……エロ可愛い恋人がいて俺ほんとに幸せ」
「……ばかじゃないですか」
ラズワードが濡れた瞳を細める。熱い吐息を吐く唇が、蠱惑的。泣き出してしまいそうな呼吸音が耳に届けば、ハルは耐えきれずキスをする。
ハルは布団を引っ張りあげて、自分たちに被せた。布団の中で抱き合って、脚を絡めてキスをして。耳をくすぐるシーツの擦れる音と仄かな温もり。幸せで、くすくすと笑いあって、なんだか泣きたくなって。
「ハルさま……」
「ん、」
「……好き」
「……俺も、好き」
まどろみ、朝の触れあい。「好き」って言えることは、こんなにも……幸せなことだったんだ。頬を伝う涙を拭うこ
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