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「波折先輩……」
沙良は寝転がって、動画を眺めながら自分のペニスを扱いていた。
動画のなかの、男にまたがって淫らに揺れる少年。あの波折が自らこんなにもいやらしく腰を振るとは思えないが、妄想は自由だ。学園の王子様で生徒会長として羨望の眼差しを受ける彼が、自分の上で腰を振る想像をする。
『あっ、あんっ……! すごいっ……あぁっ……』
「波折先輩……もっと、」
きっと波折と身体を重ねることなんて夢の夢として消えてしまうだろうけれど、もしも彼とするとしたら酷いことはしないと思う。だから、頭のなかでは波折を虐めてやりたかった。自分の下でだけ鳴く波折をよがらせてやりたかった。
波折の尻たぶを軽く叩いてやれば、彼は甲高い声で鳴いて身体をくねらせる。「全然足りねえよ」って言ってやれば顔を真っ赤にして、涙をぽろぽろとこぼしながらも純情に命令にしたがって腰を激しく振ってくれる。突然突き上げてやれば、身体をのけぞらせて身体をびくびくと震わせる。
『もう、だめぇっ……あぁんっ、あぁっ……ゆるしてっ……!』
「波折先輩……波折先輩……」
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