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「波折、よく頑張ったな、よしよし」 「んん……けいた……」 「ほら、また中イジメるからな」 「やっ……もう、むりぃ……でちゃう……」 「だめだ。我慢し続けろ」 「やぁ……」  波折がひんひんと泣いている。可愛いな、と可哀想だな、が混ざって複雑な気分だ。でも、波折をイキ狂わせてあげたい。「ご主人様」とのセックスよりもずっと気持ちよくて幸せなセックスをしてやりたい。  このまま手でやり続けるのもいいが、もっともっと満たしてやろう。そう思って鑓水は自身を出して、それを波折の穴にあてがう。挿入される、と気づいた波折はぎょっとして鑓水をとんとんと叩いた。 「だめっ……すぐイッちゃう……!」 「出さなければイッてもいいよ」 「でちゃうっ……でちゃうから……!」 「出しちゃだめだ」 「だめっ……けいた……あっ……あぁっ……!」  鑓水は波折の制止を無視して、猛りを波折の中に突っ込んだ。そうすれば波折はぶるぶるっと震えてのけぞってしまう。おっと、と波折のペニスを確認すれば、ちゃんと我慢している。はーっ、はーっ、と過呼吸気味になりながら、波折は鑓水に「ゆるして、」といった視線を送っている。 「いいか、波折。我慢だからな」 「いやっ……やっ……だめっ、だめ、うごかないでっ……!」  鑓水はにっと笑って、腰を引く。だめ、だめ、と首を振る波折を見下ろしながら……思い切り腰を打ち付けた。パァン! と音が鳴ると同時に波折がびくっと跳ねる。そのまま息のかかる距離で波折を見つめながら、何度もピストンしてやった。ペニスの先で前立腺をごりごりと擦るようにして、奥をズブッと突いてやる。パン!パン! と激しい肉のぶつかる音とギシギシとベッドの軋む音、波折の甲高い嬌声が混ざり合って、甘い甘い響きが部屋の中に響き渡る。 「あっ……はぁッ……! いく、っ……あっ……で、ちゃう……!」 「我慢だ、波折」 「けいたっ……んっ……ううっ……」  はあっ、はあっ、と波折の息が荒くなってゆく。中はびくびくっ、びくびくっ、と何度も痙攣していて、ドライでイきまくっていた。我慢して、我慢して、波折はもう暴れるようにして鑓水の身体を押しのける。鑓水が波折の腕をシーツに縫い止めてドスドスと抽挿を続けていけば、波折は本格的に泣きだしてしまった。 「やぁっ、へんっ……へんっ……でちゃうっ、すごい、でちゃうっ……もうやめてっ……」 「出すなよ、波折。我慢しろ、いい子だ」 「おねがいっ、いやっ……いや、いや……もうゆるしてっ……けいた、けいた……おねがいっ……いやっ……」  中の締め付けがすさまじい。それでも鑓水はやめてやらない。でもそろそろかな、と思って責め方を変えてみる。ペニスをひたすら前立腺に擦り付けるようにして、腰を揺すってやった。中をえぐるようにぐりゅぐりゅと刺激されて、波折は「やーっ!」とひたすらに叫んでいる。きゅんきゅん、きゅんきゅん、と激しく締め付けてくるものだから鑓水も段々加減が効かなくなってきて、思い切りごりっと中を擦ってしまった。 「はっ、……はっ……、で、でちゃうっ……もうだめっ……あっ……いやっ……あっ、あっ、あっ、あっ」 「がーまーん。波折」 「はっ……あっ……あ、あ~……あ……あ~……」  がく、と波折の身体から力が抜ける。そして、その瞬間に波折のペニスからぷしゃっと精液とは違う液体が飛び出して、そしてじょぼじょぼとそれが溢れだしてきた。

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