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第41話
イヤと言うほど嬲られ、感じすぎた体はもうピクリとも動かないようにベッドに沈み、智則の浅く荒い呼吸が部屋に響いている。
男は一度深呼吸をすると汗ばんだ髪を掻き上げベッドから降りると部屋を出て行った。
ああ、やっと終わったんだとホッとしたのも束の間、寝室のドアは再び開き、水の入ったペットボトルを傾けながら男は戻ってきた。
「寝るにはまだ早いよ」
男の気配はするが、重たい瞼が今にも閉じそうだ。
「まだ智則の言葉を聞けてない」
なんだか男の声も遠く聞こえる。
やっと意識を手放せるのかと安堵した智則の心情を読んだのか、男はサイドテーブルにペットボトルを置くと、引き出しからプラグを取り出した。
「智則はコレが好きだろう?」
ベッドに上がりながらプラグを一舐めすると、陰毛の上に横たわる陰茎を掴み皮を剥くように亀頭を張らせると尿道の口が開いた。
「ほら起きて」
プラグを口にあてがい、躊躇いなく突き刺していく。
「ア、ああ、あ゙あ゙あ゙!!」
ベッドに沈んでいた体は見る見るうちに力が入り、蘇ったように腰が大きく突き出た。
前立腺、尿道を刺激され、痛みと快楽に目が覚める。
「俺もまた勃ってきた」
自分の陰茎を扱きながら智則の膝を拡げる男は脚の間に進むと後孔に亀頭をあてがい挿入した。
疲れ知らずの抽送に智則の体温はどんどん上がり、また目の奥がチカチカと鳴りはじめ限界を知らせる。
「智則、終わりにして欲しい?」
律動を続けながらプラグを上下させ、智則に優しく話しかける男に智則は必死に頷いた。
「なら、俺になんて言うの?」
「も、ゆるして…」
枯れた声で絞り出した言葉に男の表情が曇る。
「違うだろ」
「ア゙ア゙ア゙ッ!!!」
前屈みになった男は智則の乳首に歯を立て噛み千切るように歯をすり合わせた。あまりの痛みに智則の呼吸は止まり、目から涙がこぼれた。
「智則」
すぐに解放した乳首を今度はねっとり舐め上げながら名前を呼んだ。
気が狂いそうな程の痛みと快楽の中で智則は男の顔を見つめる。
あんな酷い仕打ちを受け、自分を自分じゃなくさせたコイツを殺してやりたいくらい憎い。
憎いのに───。
智則は男の背中に爪を立てて唇を開いた。
「もッ─────」
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