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第3話 企む俺オオカミ。
「良いですか?叶さん、私は買い物に出掛けます。くれぐれも相手はオオカミ(俊さん)だと忘れないでくださいね」
ここで赤ずきんちゃんと二人きりになるチャンスを得ることが出来るとは思わなかった。
「大丈夫です。私はオオカミさんを虐めたりしません!!」
「俺は赤ずきんちゃんの嫌がることはしないよ」
要するに『無理強いはしない』けど、『ナニか』はする。
「俊さん、帰って来て叶さんが泣いていたらただじゃ済まさないですからね」
……俺の感情を読まれていた。
でもまぁ『泣かせなきゃ良い』わけだ。
「赤ずきんちゃん、ブラッシング。ほらほら」
俺はイヤだけど、犬のマネをしてブラッシングをせがんだ。
それを見て赤ずきんちゃんはニコニコ笑う。
「オオカミさんはブラッシングお好きなんですね」
小雪さんは苦笑いで、
「全く。……俊さん、たまには良いオオカミにしてるんですよ」
バタン。
ドアが閉まった。
これで数時間は赤ずきんちゃんと俺の二人きり。
それでも赤ずきんちゃん、しばらくせっせと俺の尻尾をブラッシングしてくれた。
「オオカミさんの尻尾が『綺麗』になりましたよ」
「ここも赤ずきんちゃんに丁寧にブラッシングして欲しいな……」
俺は赤ずきんちゃんの白くて小さな手を、俺の股間に触れさせた。
「えぇ?!……オオカミさん、流石にそこをブラッシングば出来ません」
「えぇー!!して欲しいんだけど……」
やっぱし赤ずきんちゃんは天然だった。
「オオカミさん、そこはデリケートな部分ですよ?!」
「じゃ、ブラシ使わなくていいから、……毛繕いしてくれないかな?」
「私か、オオカミさんの『そこ』の毛繕い……出来ません!!」
「じゃ、俺も赤ずきんちゃんの毛繕いしてあげるから、赤ずきんちゃんも俺の毛繕いしてくれない?」
俺の場合は赤ずきんの身体中を舐めつくしたいだけなんだけどね。
「うぅぅぅぅ……少しだけでしたら、してあげます」
そう口にした赤ずきんちゃんの顔は真っ赤だ。
キミもこの意味が分かってるって思って良いんだよね、……赤ずきんちゃん?
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