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第5話 理性を失った『オオカミ』と、オオカミが好きな『赤ずきんちゃん』。
赤ずきんちゃんのペニスの先っちょからはトロトロと蜜が溢れ始めていた。
これはそうとうキモチイイはずなんだけど、と思いながら赤ずきんちゃんの顔色を窺ったら、彼は熟れたリンゴのように真っ赤なっていて、目に涙を浮かばせてこちらを見ていた。
その瞬間、俺は赤ずきんちゃんの服を乱暴に脱がし始めていた。
毛繕いなんて『交尾の口実』だけど、人を毛繕いをするなんてイヤラシイと思った。
要するに俺は理性を失ったわけだ。
元々は野生のオオカミだから理性なんて殆どないけど!!
赤ずきんちゃんをハダカにしたが、彼のトレードマーク『赤いずきん』はそのままにした。
やっぱし赤ずきんちゃんは『赤いずきん』が良く似合う。
普段は可愛いけど、ハダカに『赤いずきん』はとても卑猥で艶やかだった。
「……赤ずきんちゃんっ」
俺は夢中で赤ずきんちゃんの身体を舐め回した。
「あっあぅっ、ぉおみさン」
オオカミは『番』と決めた相手には噛みつくけど、こんな綺麗な肌に噛みつくなんて俺には出来なくて、人間のマネをして、思い切り吸い付いたら……そこに鬱血跡が出来た。
これがキスマーク。
人間が愛し合う『交尾』をするときに身体につける跡(マーキング)。
俺が赤ずきんちゃんの耳をペロリと舐めていたら、赤ずきんちゃんは俺の首に両腕を回してきて、頬にキスしてくれた。
「赤ずきんちゃん、……好きだよ」
「ゎたしも……すきですっ」
赤ずきんちゃんの柔らかいベビーリップを俺の口と重ねて、舌を深く絡ませた。
俺は赤ずきんちゃんのプニプニのベビーリップ(唇)の感触が大好きで、重ねる度に愛しく感じていた。
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