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第27話
自分の頑張りを…
自分を見て欲しい…
家の中では…誰も、見てくれなかったから…
テストで満点をとっても…参観日の通知をもらっても…渡す人すらいなくて…
ずっと孤独だった…
何も感じないふりをしていたけど…
そうするしか…なかったから…
「そうだなっ…お前は偉い、やれば出来る、強いぞ…今まで抱いた中で一番上手い…他のガキとは違うっ」
ナオは上がる呼吸の合間にアキラを褒めていく…
「っん、はぁ…」
その言葉を非現実的に聞きながら…
この人の熱さ…激しさに溶けていく…
「ぅっ、と…」
快感に、あやうく中で達しようとしてしまい、ナオは慌てて自分のモノを抜き去る。
「あ、ぅッ…」
急に抜かれて…ぶるっと身震いするアキラ。
ナオは素早く、オキにしがみついているアキラの片手を下へ引き…その手にかかるように射精する。
「な、なに…」
熱いほとばしりがかかり息をつきながら聞くアキラ。
「大人の男を満足させられた証拠だ…」
囁くナオ…
「満、足…」
おそるおそる見るアキラ…手には白い液体が絡み付いていた。
「最高だった…」
チュッと、くちびるにキスをおとし、優しく撫でるナオ…
「オレ…が?」
「そうだ」
オキから抱きとりながら…自分の腕の中へおさめる。
自分に、大人ひとりを満足させる力がある。
そのことは、なんだか嬉しく感じる…
余韻を楽しんでいるナオに、オキが…
「なぁ、俺も…したい」
アキラを間近で見ていたオキ…
欲情する心を抑えられなくなっていた。
「ガキは駄目なんじゃなかったのか?」
ふっと笑ってナオはオキをからかう…
「な、ナオさん…」
苦い顔をするオキ…
「まぁ、オキも初撮影担当に選ばれたんだからな、ハマってもらわなけりゃ困る。特別に許してやるよ」
笑いながら言い、アキラに…
「聞いたか?あのお兄さんもお前を抱きたいんだ、出来るな?」
そう囁く…
「…う、うん」
期待された言葉をきくと…
嫌だとは言えなくなっているアキラ。
「よし、いい子だ…立てるか?」
頭を撫で、頬にキスして促す。
「……」
頷くが…足にうまく力が入らず立ち上がることができなかった。
秘部も痛くて…アキラは、もう一度…あの激しい塊を受け入れる余裕などなかったのだが…
オキは構わずアキラを支え抱き寄せる。
「傷つけないよう優しくな、大切な新人、BOUSに必要な存在だ…」
ナオはアキラの頭を撫でながらオキに言う。
(大切…、必要…)
囁かれた言葉に…心までおかされてしまうアキラ。
「あと、中出しはするなよ、初撮影の決まり事だ…」
ナオはさらに忠告して…
「チカラ抜いてろよ…」
オイルをアキラの後ろへ…すっと指を詰め馴染ませる。
「ぃ…痛っ…ん」
一通り犯されたソコはやはり痛みが先に伝わる。
「いいか?オキ、うまくやれよ!」
そう伝えナオはアキラから指を抜き…すべてオキに任せる。
抱きついているアキラの腰を支え…
オキの高ぶったソレをアキラの濡れ解かされた秘部へあて…ゆっくりと内部へ進入していく…
「っ、ぁ、ァ…ぅ」
再び熱い鼓動を感じ…背筋がひきつるような感覚がはしる…
「ィ…ッぁ、痛ぃやだ、ァ…」
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