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からくり宿のすぃーとるーむにて。 「あっ……あぅっ、ちょっ、おい、そんなっ、ふぁっ、あぅ……うぐぅぅぅーーーーっっ……!!」 やたらめったら高い豪華絢爛な飾り天井がぱっと目を引く、しっぽり感満載な広い広い和室。 いっぱいいっぱいな悲鳴が木霊します。 「んな突かれたら……ッ内臓ずれんだろぉがッッ……!!」 お布団の上で四つん這いを強いられて、お仕置きバック、汗ばむ尻をパンパン鳴らされて枕に突っ伏す意地悪お兄さん。 「このお宿がどうしてこうも複雑に入り組んでいるか、わかる……?」 人の姿で制裁交尾に至った九。 お盛ん交尾中だろうと見目麗しいお顔は卑しさなんぞ含みません。 反対にエグイくらいの腰遣い。 尻膣奥まで捻じ込んだ人間男根を小刻み激しく出し挿れし、怯えてヒクつく後孔に愉悦します。 律動に合わせて揺らめく尻たぶを長い爪先で戯れに引っ掻いたり。 「ひッッ」 「もし、はぐれたとしても。互いに会いたいと強く願えば、ね。会える。そういう場所なんだよ」 『この場所で巡り会えないなんて不思議な話』 「つまり、そういうことなんだよ……」 「ッ……いででッ、ケツ引っ掻くなッ、痛ぇよ九ッッ」 「お尻を引っ掻かれたくらいで大袈裟だね。僕の胸は大鎌の切っ先で抉られた気分だっていうのに」 「いッ……てぇ……!!」 肌身に短く描かれた赤い一線。 わざと尖らせた爪先にちょっとだけくっついた意地悪お兄さんの血を、狐夫は、舐め取ります。 「君の願いは半月にも満たなかったみたい」 千の愛と百の恋。 やっぱりバランスがとれていません。 「君が強く会いたいと願ってくれたら。僕はすぐに君を見つけ出せたのに」 まだ余裕で人間の風味を残す意地悪お兄さんの血を九は愛しげに喰らいました。 「それに、ね、勝手にさっさとお風呂に入っちゃうなんて」 息つく暇なく胎底を好き勝手に突っつき突き回され、ずぼずぼ掻き回されて、ヒィヒィしていた意地悪お兄さんは内心ギクリしました。 諸々、迂闊に言えねぇ。 何が九の逆鱗に触れるかわかったもんじゃねぇ。 「ッ……温泉郷来て温泉入んねぇバカがどこにいんだよ!!」 「……」 「ひぃぃいッッ」 今度は背中を引っ掻かれました。 ブルブルゾクゾク背筋を戦慄かせて仰け反る意地悪お兄さんに九は薄紅の唇を三日月に象ります。 「意地悪なひと」 どっちがだよ、と心の中でツッコミを入れた素っ裸の意地悪お兄さんに、浴衣一枚身につけた九は、ぴたりとくっつきました。 「あ」 股座ですでにビッキビキな嫁男根を握り締めます。 「んっ……ここ、の……ッ」

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