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あふれ、こぼれる 愛情 (R18)

 一度強く打ち付けられ、俺の体は大げさに跳ねた。 「あぁっ……んぅ…………」  彼のもので散々嬲られた後ろはもうすでにトロトロなのに、俺のソレはふるりと寂しく震えただけで何も出ない。何度目かの空イキで堪らないほどイきたいのに、彼の手によって結ばれた根元の紐に阻まれる。   「あぁぁあ……もぉ、ぁ………おね、が…………」    空イキしても止まることのない律動が辛くて(れい)に切れ々々に声をかけるが、きっと効果はない。   「すごくかわいいよ、謙哉(けんや)」    ひどく嬉しそうな、愛おしそうな顔をしながら彼は呟く。  ――ずるい。心身ともにもう疲れきっていて、これ以上快感なんて追いたくない。それなのに体はあまりにも素直に締め付ける。   「あ、あ……ぃぁあ、やっ……んんッ、ああぁ…………」    ピストンが速くなり、彼の息が僅かに詰まる。奥に彼の欲が吐き出された。そしてまた、嬉しそうな顔をしながら身体中にキスの雨を降らせる。時々跡を残しながら。  俺の中からずるりと出ていく感覚に、やっと終わると全身から力を抜いたのも束の間。また硬いものが蕾にあてがわれる。バイブだ。それも笑えないサイズ感の。   「はぁ……も、やだぁ……むりぃ…………」 「んー……でもこんなビンビンのまま終わるのは謙哉が辛いでしょ?」    誰も俺のソレをそのままの状態で終わりたいなんて言ってない。そもそも紐さえ取ってくれれば、それで済むのに。  浮かぶ言葉はいろいろあれど、いやに存在感を放ちながら入り込んでくるバイブのおかげで意味のある言葉は生まれない。   「あ、ぁぁ………ぅうッ、ぁ、ひあぁぁぁあ」 「じゃあ、ちょっと待っててね」 「まっ、とめ、……ねが、い…………ンン、ばいぶ、とめえ……ぁぁ、」 「うん、すぐ戻ってくるよ」    だからそんなこと言ってない。いや、すぐに戻ってきてほしくはあるけど。  ただでさえ存在感を放っているのに、そこに振動まで加わるなんて耐えられるわけがない。 俺の手が自由に動くのであればバイブなんて引っこ抜いて、紐もとって、さっさと欲を吐き出して終わるのだが、あいにく俺の両手は頭上で縛られベッドヘッドに繋がれている。   「あ、あッ……んう、や……もぉ、あぁぁ…………ひぃッんんぅあぁッ」    常にバイブにイイトコロを刺激され、体が何度も大きく跳ねる。しかし俺の中心部から欲が吐き出されることはなく、たらりと切なく我慢汁が垂れるだけだ。   「ンンッ、ぁぁああッ……はぁ、ぁ…………ぁあッう、れぇ、れぇ、ッ……」  

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