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こぼれ話

過去のファイルを整理していたらこんなものが出てきましたので、せっかくなのでアップします! 理人が景のお尻をフニフニしているだけのSSです。よろしければ〜! ˚✧₊⁎⁎⁺˳✧༚✩⑅⋆˚˚✧₊⁎⁎⁺˳✧༚✩⑅⋆˚    とある朝、理人は景より先に目を覚ました。  隣を見ると、景はまだ深い眠りについているようだった。うつぶせになった状態で、顔だけを理人の方に向け、すうすうと平和な寝息を立てているのだ。  ——かわいいなぁ、寝顔。  顔立ちが端正な景は、黙っていると、相手に冷たい印象を与えがちだ。だが、寝顔はとても幼い。こうして、自分の前で無防備に寝顔を晒してくれている、という状況が、ひどく贅沢なもののように思える。 「……ん?」  タオルケットから覗くのは、なまめかしい景の生脚だ。景は眠る時、体を締め付けるものを身に付けたくないと言って、着るのはだぼっとしたTシャツ一枚きり。夏場など全裸で眠っていることもある。  寝乱れている景のシャツの裾が、尻たぶの下ぎりぎりあたりまでめくれ上がっているのだ。ちょっとめくれば、景の小ぶりな双丘があっさりと露わになることだろう。 「……」  何の気なしに、理人はぺろっとシャツの裾をつまみ上げた。  すると、思惑通りのものが、理人の目の前に現れる。  ——きれいだなぁ、肌といい形といい……。あ、寝てる時はふにふになんだ。  いつか、料理をしている景の尻を、いたずら半分、助平心半分で、揉んでみたことがある。その時はもうちょっと硬かったような気がするのだが。  つんつん、と指先でつついてみると、心地よい弾力が理人の指先を跳ね返してくる。さらりとした感触と、ふわっとした弾力がこれまた魅惑的で、理人はさらに手のひらで景の尻を愛でた。 「……ん」  かすかに声がするが、まだ起きる気配はなさそうだ。指先でなだらかな稜線をなぞり上げ、腰から背筋へとつづくしなやかなラインにまで指を這わせる。  ——腰細くて、エロい……。俺を攻めてる時の景もエロいけど、抱かれてる時の景の色気ってヤバイもん……。……どうしよ、なんか興奮してきた。  不意に湧き上がる助平心。理人はそっと、景の尻たぶに顔を近づけた。  はむ……と唇で吸い付いてみれば、もっちりとした感触がえもいわれぬほど官能的。もっと、その絶妙な柔らかさを味わいたくて、理人は角度を変えて尻たぶにキスをした。そしてもう片方の手のひらで丸みのある小尻を揉みしだき、とうとう麗しの割れ目に舌を伸ばしかけたその時……。 「……何やってんの?」 「へっ」  ババっと顔を上げてみれば、寝起きの掠れた声とともに、生ぬるい目つきでこちらを見ている景と目が合った。理人は慌てて身体を起こし、ベッドの上に正座した。 「あ、いや〜……尻がきれいだなと思って」 「だから寝てる俺の尻を舐めてたの? ……理人にそんな趣味があったとは驚きだな」 「い、いやいや、変な意味じゃなくて!! 純粋にこう……かわいいなっていうか、もちもちしてて気持ちいいし、なんていうか見てると触りたくなっちゃって…………」 「……」 「ごめんなさい」  と、理人が素直にうなだれると、景はふっと吹き出して、しばらく声をたてて笑っていた。  若干の気まずさを感じつつ理人がそっと顔を上げると、景は起き上がって四つ這いになり、理人の唇にキスをした。 「……あんなのじゃ足りないよ。もっとエロいことして欲しかったなぁ」 「へっ」 「どんな風にされたいか、理人に教えてあげるから。……ほら、うつ伏せになって、寝て」 「え、ちょっ、景っ」  あっという間にベッドにうつ伏せ状態にされ、ぺろんとジャージを降ろされる。  そして理人は、反撃といわんばかりの激しい舌遣いで、景にさんざん喘がされたのだった。  おしまい♡

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