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第49話
翌日…
家庭の事情で亜咲斗は退学したそうだ。
智輝の恋人だった人たちは京と律、空雅は休み。それ意外は普通に来てた。
「みっちーちょっといい?」
昼休み賢人が呼びに来た
屋上へ上がると賢人が話してくれた。何があったのか…
「俺はもう智輝のもとへは帰れないから…俺は琉輝さんの物になったから。」
「それは望んで?」
「そうだよ。俺は結局誰でも良かったんだ。」
「わざわざその話をするために呼び出したの?」
「…ねぇ。みっちー」
「?」
「智輝のことまだ好き?」
「好きだよ」
「本当に好きなら…琉輝さんには気を付けて。あの人はとても魅力的。智輝なんて足元にも及ばない。だからみっちーもあの人に会えば心を奪われる」
「何が言いたいの?」
「みっちーも気を付けて。それだけ。じゃあね」
たぶん賢人も何かしら感じているのだろう…
自分の本当の気持ちを押し殺してまで智輝を支えて欲しいってきっと願ったんだろう…
あんなに…智輝を心配してるのに…琉輝さんの元にいたら傷付くのわかってるのに…智輝をこれ以上は傷付けさせないため琉輝さんを選んだ…
そんな確信があった。
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