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第48話
亜咲斗side
「亜咲斗…綺麗だね」
「琉輝さん…っあっ…」
何て幸せなんだろう…憧れていた琉輝さんにこんなに欲して貰えるなんて…
「亜咲斗」
「はい…」
「今日はねぇ他の人も相手して欲しいんだぁ。」
「え?」
「乱れるところもっと見たいんだよね…ダメかな?」
本当はもう誰にも抱かれたくない…琉輝さんだけでいい…でもこれが琉輝さんだから…
「琉輝さんもいてくれるの?」
「うん。いるよ」
「わかった…琉輝さんのいう通りにする」
「いい子だね。待ってて」
そう言うと服を正し部屋を出ていった。
数分後…
「久しぶり。亜咲…」
「お父様?」
「随分と美人になったなぁ」
「ありがとうございます」
「でもねぇ。もう俺の好みじゃなくなっちゃった…だから…新しい子買ったんだぁ。これから学費とかは出さないから自分でどうにかしてね?」
「そんな…」
「大丈夫。学校なんか行かなくったってお前の居場所はあるんだよ?今日もねお前に会いたい人沢山連れてきたよ。買ってもらえるといいね」
そう言うと数十人の男たちが雪崩れ込んできた
「へぇ。この子が亜咲ちゃん?美人だねぇ」
「本当にもういらないの?」
「うん。俺は中学生くらいまでの子が好みだから」
「へぇ」
「まぁ味見してみていらないなら他にもあてはあるし」
「オッケー。ならいただきます」
代わる代わる抱かれる。琉輝さんは戻っては来てくれなかった
散々汚された俺が最終的に売られた先はゲイ専門の風俗店だった。
琉輝さんらしい仕打ち…もう乾いた笑いしか出ない…流石だな…やっぱり最高のクズだよ…
お金と名声が欲しい…食と寝るとこに困らない暮らしがしたい…ただそれを望むだけなのに…
それさえも…許されないのかな…
俺の居場所は闇の中にしかないのかな…
俺が日の目をもう一度見ることは叶わないのだろう。
退学手続きをして学校を出た…
絶対に…手に入れてやる…金と地位を…そしてこれまで俺を散々な目に遭わせてきたやつらに…復讐してやる…
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