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第68話
琉輝side
あの日俺は父の仕事についていっていた。
取引先の人は子煩悩で有名な人で子供を連れていくと言ったら喜んだ
商談が纏り帰宅するときすこし父が席を外した時のこと
始めは沢山遊んでくれて可愛がってくれてた。
それが次第にエスカレートして俺は服に手を入れられていた。
くすぐったくて身を捩っていたら突然キスをされ舌を捩じ込まれた
その後ですぐ父が帰ってきて
「うちの子供気に入りました?」
助けるでもなく父は服を脱がせるのを手伝っていた
「可愛いね」
全身嘗め回されて意味がわかんないけどとにかくくすぐったかった
「まだ下にいますけどそっちだったら何してくれてもいいですよ。流石にこの子は長男なんで…この子に良く似たいい子ですよ」
とにかく幼い子供が好きな相手はひとつ返事でOKした
その後連れてこられた智輝は俺の目の前で全裸にされ体を揺さぶられていた
「琉輝。あぁやって仕事を取るのも一つの方法だよ。でもね、お前は跡取り息子だからそんなことしなくていい。こんなことになりそうになったら智輝を代わりに差し出しなさい。それが智輝の仕事だから」
幼かった俺は素直に頷いた。
仕事ならこれが普通だって思った。
父はどんな手を使ってでも仕事を取りそうしてどんどん会社は大きくなっていった
「大変そうな仕事も智輝にさせなさい。それが智輝にとって勉強になるんだから」
そう言い聞かせられながら育ってきた俺と智輝は何かが普通の人とずれ、歪んでいった
「智輝はね、幸せになっちゃいけないんだよ。だから智輝のものは全てお前が奪うんだ。これから恋人等も出来るだろう。あれは顔も良いし利用しやすいから。でもそれさえもあいつに持たせてはいけない…まぁわからせるために暫く放っておいて奪う方がいいかもしれないな」
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