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第4話 目覚めた場所でⅣ

 *  * *  * *  * *   * あーあ、ちょっとやりすぎちゃったかなぁ。 隣で真っ白なシーツに深く沈んで寝息をたてている琉李を見て、晶は小さな吐息と共にそんなことを考えていた。 身体は全身綺麗に拭いたし、シーツも新しいものに取り替えた。 自分がそんなことをするのが自分でも驚きだった。 今までも同性と寝るときはタチ専で、同じように大抵の相手は何回目かで落ちてしまっていたけれど。そのときは大概周りだけ少し片付けてそのまま一人で帰っていた。 それが自分の中での普通だった。 隣で寝息をたてている三波 琉李は、自分が初めて本気になれた相手なのだ。 必ず堕としてみせると、誓った。 今はその第一歩である。 すやすやと眠る琉李は、晶がその綺麗な黒髪を撫でていてもぴくりとも反応しない。よっぽど疲れたのか。 少し前まで自分たちはベッドの上で乱れあっていた。 結局あの後。琉李の口からイキたいと聞かされて更に欲情してしまって、コックリングをはずす前にドライオーガリズムを体験させて、それからも俺が二回くらいイッたから、琉李はもっとイッテた筈だ。 疲れるのも無理はないのかもしれない。 自分も琉李の隣に寝転がって、襲いくる眠気に身を任せたまま眠りについた。

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