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第4話 目覚めた場所でⅣ
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あーあ、ちょっとやりすぎちゃったかなぁ。
隣で真っ白なシーツに深く沈んで寝息をたてている琉李を見て、晶は小さな吐息と共にそんなことを考えていた。
身体は全身綺麗に拭いたし、シーツも新しいものに取り替えた。
自分がそんなことをするのが自分でも驚きだった。
今までも同性と寝るときはタチ専で、同じように大抵の相手は何回目かで落ちてしまっていたけれど。そのときは大概周りだけ少し片付けてそのまま一人で帰っていた。
それが自分の中での普通だった。
隣で寝息をたてている三波 琉李は、自分が初めて本気になれた相手なのだ。
必ず堕としてみせると、誓った。
今はその第一歩である。
すやすやと眠る琉李は、晶がその綺麗な黒髪を撫でていてもぴくりとも反応しない。よっぽど疲れたのか。
少し前まで自分たちはベッドの上で乱れあっていた。
結局あの後。琉李の口からイキたいと聞かされて更に欲情してしまって、コックリングをはずす前にドライオーガリズムを体験させて、それからも俺が二回くらいイッたから、琉李はもっとイッテた筈だ。
疲れるのも無理はないのかもしれない。
自分も琉李の隣に寝転がって、襲いくる眠気に身を任せたまま眠りについた。
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