「副委員長か？　確かにさっきもあいつは会計を気にしていたな。ふむ、まだ近くにいると良いんだが」 「げっ、い、いや大丈夫。こんなのすぐ止まるし会長も風紀委員長も全然気にしなくて良いからねー」 「遠慮はいらねぇぞ糞チャラ男」 「ひっ、お願いだから止めて、本気であのキチガイだけは嫌なんだってば。ごめんなさい俺が悪かったから！　誰か止めて助けて離してええぇー！？」 会長と風紀委員長さまに両脇を抱えられ大浴場から連れ出されていく会計さま。 それはまるで、胡散臭いテレビ番組の『捕まった宇宙人』のようだった。 ちなみに会長と風紀委員長さまは腰にタオルを巻いてたけど会計さまだけフルチンというね……。 そんなわけで再び副会長さまに目隠しをされつつ最後に見えたのは、哀愁ただよう会計さまのお尻と、床に残されたぐしゃぐしゃのタオルでした。 ＊＊＊ .