「…！！？」 キス？！俺、キスされてる…っ？！ これ、ファーストキスなんですけどぉ～っ！！ 一瞬呆気に取られた蒼真だったが、合わされた唇に思わず貪りついた。 「ンッ…、アッ」 真生の唇から漏れた艶っぽい吐息に興奮してしまう。 初心者丸出しでも構わない。 ネットで得た情報しかない蒼真は頭の中にある僅かな記憶を引っ張り出す。 真生の唇が開いた瞬間に舌を差し入れてみる。 すると何ともいえない感触が…。 熱くて湿ってて。 すると、そこに真生の舌を発見し、つついてみれば、同じ様に返してくる。 それに応えるべく舌を絡めれば、くすぐったい様なゾクゾクと内側から得体の知れない何かが沸き起こる。 「んっふっ、んっ」 真生の艶めいた鼻から抜ける声に、興奮して益々食べる勢いでキスに没頭していく。 そのうちに下半身も熱を持ち、自分でも分かるくらい勃起していた。 ヤバイ…これ、バレたら。 すると、その焦りがどうやらバレたらしく、真生がキスをほどいて濡れた瞳を下へと向けた。 視線の先には、勃起した蒼真のペニス。 「あっ、いや。その、これは…」 言い訳をしようとした蒼真だったが、次の瞬間思わずゴクリと思わず唾を飲み込んだ。 真生が蒼真のペニスへと手を伸ばしたからだ。 蒼真も置かれた細くて綺麗な手に視線を落とす。