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Side鈴 あんなこと、言うつもり無かったんだ………… 最近、晴也のえ、っちが激しくて 学校行くのもやっとな日が増えた 俺がレイプされたあと、俺を傷つけないようにと我慢しすぎたんだと思う 別に、エッチしたくない……って訳じゃない けれど、節度を保ってほしい 最近は、クラスのみんなにも ラブラブだな………… って少しひかれるくらい距離が近い だから、距離が近すぎるのをなんとかしてほしいのと 節度を保ってほしい……というのをわかって欲しくて距離を取ったのに………… 彼に伝わるどころか、何故か子供ができたと勘違いして喜ばれる始末……………… イライラして……どうして理解してくれないんだともやもやして………… ついに言いたくなかった、大嫌い、という言葉を口にしてしまった 「傷つけた……よね…………」 俺が、嫌い、と言った時の彼の顔が頭から離れない キリッとしている顔が、ショックを受けて、今にも泣きだしそうな顔になっていた …………いや、もしかしたら泣かせたかもしれない 俺が彼を嫌いになるなんて……ありえないのに………… 彼は、他人に抱かれた汚い僕を受け入れてくれたし………… いつまでも、愛しているよ、と口に出してくれる 嫌いなんて、嘘だよ 俺も愛してる と素直に言える性格なら、なんて良かっただろうか………… だが、俺は天邪鬼だし、自分の気持ちを相手に伝えるのが苦手だ………… そのため、俺はいつも晴也を傷つけることしか出来ない…………………… 「ごめん…………晴也………………」 ひとり……部屋の隅で呟いた一言は…………彼に伝わることは無い……………… しばらく、そのままでいたが このままでは、晴也を傷つけたままになってしまうし 彼は俺が言わないと、なんで俺がキレてるのか理解してくれないだろうと思った俺は 立ち上がって晴也の部屋へと向かった コンコン…… 「晴也…………いる?」 ノックをして、中にいるだろう人物に話しかける が、返事が返ってこない おかしいな、と思い、中を覗くと 誰もいなかった …………うそ、出てかれた……? 慌てて、お風呂、リビング、廊下、倉庫、押し入れなど……ありとあらゆる場所を探したが 誰もいなかった……………… うそ………………俺のせいだ……………… 「はるや………………うぅ……ごめんなさいぃ…… かえってきて…………うぅ…………」 俺はリビングで項垂れて、暗くなっていく外を眺めながら、ひたすら涙を流した

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