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「…………っ〜〜〜!!」 はぁ……さっきの鈴可愛かったな……………… このピアスのおかげで今日は最高の一日だった 普段わからない気持ちもわかったし、やっぱ俺愛されてんだな〜と改めて知ることも出来た これは大切にとっとかなきゃな………… と、そろそろピアスを外そうとしたその時、 プルル……と俺のケータイがなった 「…………遥?」 かけてきたやつの名を見たら、遥からだった。 俺のケータイには、薫から電話がかかってくることはあっても遥からかかってくることは今まで無かった 不思議に思いながらも電話に出ると、焦ったような遥の声が聞こえてきた 『晴也!よかった…………』 「…………?遥、どうした」 『薫、そっちに行ってない?』 「あ?薫? …………きてないけど…………」 『…………そう…………』 あからさまにガッカリした様子の遥 必死になって薫を探していることは電話越しにわかったが、なにをそんなに焦ってるのかわからなかった 「なにをそんなに焦ってんだ?」 『薫が………………家出して…………』 「…………お前らまた喧嘩したのか?」 『だ、だって!…………っ!』 呆れたように俺が言うと、ムスッとした様子で反論してくる遥 そのまま遥の言い分を静かに聞いていると、鈴がお風呂から上がってきた 「はる、っ………………」 『……電話中?…………誰だろ…………』 不安そうな瞳で見上げてくる鈴に 口パクで“はるか”と伝えると ほっ、と安心したようにため息をついてソファにいる俺の横に座る 小さくまとまるように座っている鈴の姿に胸が高鳴る (……俺の番…可愛すぎ…………) 遥の話なんかそっちのけで鈴をじっと見つめていると、ケータイから文句が聞こえてきた 『ちょっと!聞いてる?』 「はいはい、聞いてるよ で?行きそうな場所は?」 『それがさ…………あ…………』 「ん?どした」 『か、帰ってきた…………ちょっと切るね』 「ん、りょーかい 仲直りしろよ?」 『うっさいな、わかってるし…………』 ムスッとしながらも嬉しそうなその声にアンドの溜息が盛れる まぁ、ひとまず見つかったようでよかった……… 遥はよかったが………………俺が危機かもしれない 「晴也………………」 『遥、なんだったんだろう 晴也に相談? なんで?なに話されたの? 俺に内緒?何の話? 聞きたい、けど聞いたらだめなの分かってる けど聞きたい……………… 寂しい…………寂しい…………仲間はずれいや…………』 「…………………………っ」 なにこの可愛い生き物!

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