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―序章―
もしもこの世界に憎むべき相手がいるとしたら、人は自ら復讐の為に仮面をつけるのだろうか。
遠くで忘れ去られた思い出は自分自身の過去の一部となり。耳に残る残響となって遠い未来で今も色褪せずに人の記憶の片隅に残るのか。
あの日、奪われた未来でキミがいて僕らがいた。鮮やかな記憶が甦る時、キミは僕に忘れないでと囁いた――。
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