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ツワブキさんと保健室⑤

「今朝…全然会えなかった。」 「うん、なんかいっぱい人が来ちゃってたんだけど…智裕くんも来てたんだ?」 「女子の勢いに押されて割り込め無かったんだよ……じゃなくて!」  ギシッ  スプリングが跳ねる音。拓海の視界には天井と少しだけ赤くなった智裕の困った表情が映る。  ドク ドク ドク  智裕の顔が近づく。 「気を付けてよ…“石蕗先生”を狙ってくる奴増えるからさ……。」 「そんな……こと…。」 「そんなことあるの。ウチのクラスだって大騒ぎだよ……だから。」 「あ……っ!」  智裕は唇を拓海の首筋に落とす、吸い付く、少しばかりの痛みが走る、でもその痛みが。 「……は、俺のだから。」 「は…ずかし……よぉ……。」  互いに興奮する、刺激。 「………拓海さん、勃ってる?」 「ひゃっ!」  膝で拓海の股下を押さえると、雄独特の感触が伝う。それは智裕も同じ状態だった。血が巡る、ドクドクと。 「やだぁ……も……はずかしい……。」 「………拓海さん…すぐ(おさ)まらせるから。」  カチャ カチャ

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