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ツワブキさんと保健室⑦(※)

「と、智裕、くん…。」 「拓海さん……。」  智裕は日常的に行う慰めの行為の要領でそそり立つ自身を取り出す。   拓海は一瞬見て顔を真っ赤にして目を背ける。その耳の裏からの首筋を妙に噛み付きたくなり、智裕は右手で拓海のベルトとパンツの前チャックを外しながらそこに何度かキスを落とす。    チュ、と音を鳴らすたびに拓海がピクピクと震える。下着をずらせばプルン、と興奮した拓海の自身が顔を出す。  白昼の下なので、下半身がよく見える。成人男性にしては茂みは薄く、ソレも可愛らしい。智裕は唾を飲み込む。 「智裕くん……だ、だめ……。」 「今日はセックスしないから、ね?一緒に自慰(オナニー)するだけ。」 「や、やだぁ……。」  智裕は軽い拓海を抱き上げると、自分の太腿の上に乗せた。自然と互いの興奮がキスしているように密着する。  拓海は羞恥が過ぎて、天然なのか狙っているのか、指をはんで目を潤ませて肩を震わせている。恐らく前者。  智裕のソレはまたドクン、と血が巡る。 「ね、拓海さんってどうやってやってるの?」 「ん……な、なに…を?」 「オナニー……茉莉(マツリ)ちゃんの横でしてるの?」 「し…しないよぉ……!」 「じゃ、俺に見せて?」  しかし智裕はそんなことを言って少し後悔した。

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