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ツワブキさんと保健室⑧(※)

(何言ってんだ俺⁉︎泣かせたらやばくね?マジで2日連続の失恋あるぞ?あーでも言っちゃったのやっぱ無しとかこの状況では無理過ぎるー!) 「ん……ふぅ……。」  クチュ クチュ  溢れ出してきた蜜が卑猥な音を立てる手伝いをする。智裕が脳内独り言を全開にしていた間に、拓海は右手を使って智裕に従っていた。左手は智裕に掴まっていた。 「あん、ま……して、ない……か、ら……ふぁあ…。」  智裕は自分の童貞レベルが恥ずかしくなるくらい、拓海のその行為はぎこちなかった。  ドクン ドクン ドクン  辛抱ならん、とばかり智裕は右手で自分のものと拓海のものを握り左手は拓海の腰に手を回して密着させる。 「ち、近いぃ……あぁ……っ!」 「拓海さん、声抑えなきゃ。」 「あ……ど、どう…しよ……。」 「腕、回して…俺にくっついて?」  ギュッと拓海は智裕を抱き締める。 「はぁ……あぁう…あ、あ…ん。」  拓海の喘ぎ声、漏れる息は智裕の首の皮膚がダイレクトに受け止める。そこと、智裕が(こす)るそこがとてつもない熱を出す。 「やぁ……きちゃうよぉ…。」 「も、やば……俺も、イキそ…っ。」  智裕は手の動きを一層速くする。智裕の息は拓海の聴覚を犯していた。そしてありったけに格好つけた声を囁く。 「次は……ちゃんと、セックスしよう。」 「はぁ、んぁあ…あぁぁっ!」 「くぁ……っ!」  2人ほぼ同時に達した。

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