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ツワブキさんと保健室⑨
智裕が指を乗せていたので興奮が派手に飛び散ることはなかった。
ハー、ハー、と拓海は酸素を求める。
「あ……あぁ……ど、しよ……がっこぉなのにぃ…。」
「ごめんね……拓海さん可愛くて…はぁ……。」
智裕は右手をどこにも触らないように上げて、左手だけで下着を元に戻してチャックだけ上げて、カーテンの外に出た。保健室内にある洗面台で手を洗う。
拓海は脱力してしまいベッドで淫らなまま仰向けになる。
蛇口を締めると、智裕はフラフラと拓海の元に向かう。そして拓海の衣服を整える。
智裕の頭は理性100パーセントになっていた。膝から落ちて、ベッドに顔を伏せる。
「本当にごめんなさい…!拓海さん!いや、マジで、学校なのに暴走しちまったよ!こんなこと今後絶対やんないから!」
しっかりと罪悪感が襲う。ようやく起き上がった拓海は、そんな智裕の手を取る。
「また、智裕くんのこと、好きになっちゃったよ。俺、変かな?」
(女神だあぁぁぁぁぁ!)
「拓海さん!大好き!めっちゃ好き!」
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