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ツワブキさんの本能(13)(※)
「はぁ…やっべ……きっつ……。」
締め付けられる、象 られる生々しい感触に智裕は達しそうになるが、どうにか堪えようとしかめ面になる。
そんな情けない顔さえ、拓海にはカッコ良く映っている。
「あっつい……ね……?」
「拓海、痛くない?平気、か?」
「……うれしい………だいすきぃ…。」
涙を流してぐちゃぐちゃになった顔でも、ふにゃりと笑う拓海は美しかった。
智裕も安心したように笑うと、嬉しさと愛しさがこみ上げて、拓海の目尻にキスをする。
「俺、やばいかも。」
「…え……?」
「拓海のこと、ちょー好きになってる。心臓痛いくらい、好きだ。」
「ともひろくん……おれも、すきぃ……。」
ゆっくりと慣らすように動く、のち、滑らかに動くようになったらば、智裕は拓海の太ももを掴んで、雄の動きを激しく始めた。
皮膚がぶつかる音とグジョグジョに濡れた音が規則的に鳴り、合わせるように拓海から漏れる声。気が狂うほどに2人は興奮する。
「あ、あ、あ、あぁっ!や、と、もひろ…く、ん…すきぃ…っ!」
「俺も、好きだ…っ!」
「も、だめ、イッちゃ……あ、あぁぁぁっ!」
「じゃ、一緒にイこ……ふぅ…んん…っ!」
「あ、あ、だめ、イク、あ、ああぁぁぁあぁぁぁっ!」
「ああっ!……だぁ、っ!」
拓海が3度目の射精をすると、直後に智裕も欲望が放出した。ゴムを被せているとしてもそれは拓海のナカに注いだよう。
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