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ツワブキさんの本能(14)(※)
ナカから自身を出した智裕は、被せてたゴムを縛って捨てて、また新しい包装を破いた。拓海の先端からは透明になったものまで漏れていた。
まだ絶頂の余韻が残っている、のに。
「ひゃあっ!」
「ごめん、1回じゃ足りない。」
ズプリ
一気に奥を貫かれると拓海は足がピン、となり、全身が痺れるような感覚に襲われた。生理的な涙が流れるが、心は喜びに満ちていた。
(ともひろくん……すき、だいすき……。)
「からっぽ、にして、もっと……ぐりゅぐりゅ、して?」
拓海は手持ち無沙汰になった両手を口元へ持っていき、甘えた声でおねだりをする。
拓海は既にアルコールは無くなっていて、智裕の熱と色気に酔わされてしまっていた。
「もっと、グチャグチャにしてもいい?」
「……ともひろくんなら、いいよ。」
智裕は呼吸を許さないと言わんばかりのキスを拓海に。拓海は応えるように蹂躙される。
同時にナカも智裕の熱で焦がされるよう。
(拓海、止まんないや、ごめんね。明日洗濯とか俺やるから、今は抱かせてくれ。)
(もう、このまま、しんじゃいそう……ふわふわ、ぐるぐる…ともひろくんでいっぱい……。)
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