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オオタケくんも災難⑥
「で、それ以来、うちのクラスでは松田と大竹のホモ説が出回ったわけ。ま、あの2人はいつも一緒にいるからな。それと、お前俺の前以外で大竹の名前出すんじゃねーぞ。」
清田は人差し指を立てて、真剣な声で警告する。
「先輩らの中には、大竹のこと良く思ってない人もいるから、何されっかわかんねーし。お前も目ぇ付けられたら大変な目に遭うからな。」
「は…はぁ……。」
「それだけは守れよ。あと詮索も禁止な。」
3年生が練習の指示を出し始めたので、清田と直倫はそれぞれの場所に移動した。
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