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ツワブキさんのアフターケア③

(あーもー!可愛い可愛い可愛い!)  たまらず智裕は拓海の顔を上げさせると、いきなり深く口付ける。拓海は戸惑い逃げるがすぐに智裕は捕らえて舌を絡ませる。  一旦離すと、2人を透明が繋げて惜しくなりまた口付ける。智裕は拓海を自分の方に抱き寄せ拓海も手を智裕の背中に回す。広くない浴槽で2人は密着する。 「はぁ……智裕くん……だめ…だよ……まーちゃん達が…いるのに…。」 「これでも我慢してんだよ。」  拓海の耳元で智裕が本音を明かすと拓海はまた恥ずかしくなる。 「も、もう…!それは県大会終わるまでダメです!ほら、マッサージするから左腕出して。」 「はいはーい。」  悪戯っぽく笑いながら智裕は腕を差し出した。その逞しく疲労した左腕に拓海はそっと触れるとまたドキドキとする。 「すごく……カッコよくて……ドキドキする音が…お父さんたちに聞こえないように頑張った…。」 「拓海さぁん……。」 「本当に凄かったし、あっという間だったから、もっと見たかったなぁ、なんて…智裕くんは疲れちゃうよね。」 「いやー、俺も不完全燃焼なところはあるよ。9回投げられる体力を作ってきたからさー。」 「そうなんだ。」  2人は話しながら徐々に寛ぐ。  拓海は左腕の硬直した筋肉をほぐすように指先で揉む。その感触に智裕は癒される。

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