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マツダくんとタカナシさん【脱ヘタレ計画】④

「それをツワブキちゃんに見立てて、普段どうやってエッチに持ち込もうとしているかやってみなさい。」 「はぁ⁉︎」 「私がツワブキちゃんの言うだろう反応をアテレコしてやる。」 「なんだそのコント!つーか遊ぶな!俺は真剣なんだよ!」 「こっちも真剣なんだよ!」  ものすごい剣幕で怒られた智裕は小さくなり従った。  抱き枕を拓海だと思え、と暗示をして高梨のベッドに腰掛けた。 「拓海さん……えっと……キス、していい?」 「うん……いいよ。」 「……拓海さん、可愛い。」 「そんなこと……智裕くんの方がカッコいいよ。」 「か、顔が赤い。」 「うー…だって、智裕くんが近いんだもん……。」 「何でお前は全部分かるんだよ!エスパーか!こええよ!」 「うるせー!続けろ!」 「くっ………拓海さん、好きだよ。」 「俺も……大好き……。」 「………えっと……ベッド、行こ?」

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