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マツダくんとタカナシさん【脱ヘタレ計画】③

「何でメモ帳スタンバイ?」 「松田、ツワブキちゃんと付き合い始めてどんくらい?」 「えーっと1学期始まってからだし……もうすぐ4ヶ月くらいか?」 「で、エッチは何回した?」 「…………2回。」 「はぁ……ダメだ。」 「わかってんだよ!いくら茉莉(マツリ)ちゃんがいるからってコレはやべーって思ってんだよ!」 「野球部入る前は毎日保健室行ってたでしょ?何してたのよ!」 「お喋りして抱っこしてチューしてた。」 「なんでそこまでしてヤんないの⁉︎」 「だって、拓海さん勤務時間だしそれに生徒来るし……あ、でも抜きあいっこは何回かあった。」 「ダメだ、ほんっとダメだ!アンタ本当にチンコ付いてんの?」 「昔一緒に風呂だって入ってんだから知ってるだろ!」 「んな昔のこと覚えてないわよ。しっかしリードねぇ……松田ってMだからハードル高いわー。」 「よくご存知で。」 「好きなAVのタイトルが『美人家庭教師の淫乱調教~悪い子にはオシオキだぞ♡』だもんね。」 「ちげーよ、『噂の美人女医の激痛問診~ズボズボお注射で治療します。』だよ。」 「どっちにしたってM男向けね。とりあえず、実践するわよ。」  そう言って高梨は170cmくらいの抱き枕を智裕に渡した。  そして立ち上がると部屋の鍵をかけた。

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