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マツダくんへのご褒美(11)(※)

 拓海は満足そうに笑ってそこを指先で撫でる。智裕は拓海の白い太腿に手を這わせた。ゴツゴツした硬い掌の感触だけで、拓海は感じた。 「はぁ……あ……。」 「手も好きって言ったよね…。」 「ん……好き…あ……。」 「見る?俺の左手……ボロボロだけど。」 「ん……見る……。」  拓海はボロボロになった掌を見せられると、それを愛するようにキスをした。 「頑張ったんだね……痛くないの?」 「拓海がキスしてくれたから、痛いの飛んでった。」  本当は満身創痍だったことが窺える掌を拓海は頬ずりし、何度もキスをする。 「拓海……ココ、苦しくない?」 「ん……うん……。」  拓海がそう頷くと、智裕は下着の横の紐を解く。  脱がした下着は既にグショグショに濡れている。 「すっごい…拓海もエッチな汁出てるね。」 「あ……えっち、なの……いや?」 「だーいすき。」  智裕はイヤラしく笑うと、また拓海と深いキスを交わした。舌を絡められる度に拓海は刺激を求めるように腰を揺らす。 「智裕くん……しっぽ……抜くの…手伝って?」 「しっぽ……抜くの?」

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