433 / 1000
Wマツダの再会②
「トーモちーん!」
恐らく智裕を呼びながら取材陣をかき分けて現れたのは、小柄な少年。
「はいはい、すんませんねー。」と言いながら、智裕の隣についた。
「久しぶりやなー!元気しとったー?」
「……八良 先輩⁉︎何でここにいるんですか⁉︎」
「何って迎えに決まっとるやないかー。あ、それよりここは首脳会談みたいに握手やな。」
智裕は右手を掴まれて無理矢理に握手の体勢になった。
そしてまた無数のフラッシュが光って2人はあちこちに目線を要求された。
「ホンマ、トモちんに会いたかったんやで。」
「マジ?」
「マジマジ!会えて嬉しいわぁ!」
一通り撮影が終了すると、小柄な八良は智裕に無邪気に抱きついた。
遠くから見守っていたはずの四高の部員たちは驚き、そして増田 は瞬間を逃さずスマホで連写した。
_高梨さん!高梨さん!大阪の松田さんヤバい可愛い!
ともだちにシェアしよう!