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オオタケくん再争奪戦④
直倫と加治屋の半径5メートルは世紀末のようにどす黒いオーラが放たれている。
「ゆーくんは帰宅部でしょー?何でー?」
「裕也さんとお付き合いさせてもらってます。」
「んー、それは先輩後輩の仲?」
「いえ、恋人同士です。」
1ラウンド終了。
インターバルをおくことなく次のラウンドに入る。
「ふーん、付き合ってどのくらいなの?」
「県大会決勝の日だったので約1ヶ月半です。」
「ゆーくんといつ出会ったの?」
「自分の入学式のときです。」
「僕は8歳のときにみんなと遊んだよー。」
2ラウンド終了。
ここで勇者2名がセコンドに入った。
「赤松くん、いい?愛は時間は関係ないの、深さ、いまが大事なのよ。」
「ありがとうございます、増田先輩。」
「おい、ちぃ。何クソガキに言い負かされてんの?もっと攻めてやれよ。」
「ふふ、りょーちゃん僕の味方なの?」
「椋丞ぇ……。」
里崎が頭を抱えたところで、3ラウンド目に入った。
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