946 / 1000

オトウトたちの秘め事⑦(※)

「だ、い……すけ…え、なに?何?」 「体操座りして、俺に凭れていいから。」 「へ?あ……う、うん。」  言う通りに脚を体操座りにしたら、突然両膝を大介に掴まれて無理やりに開かされた。  後ろにいる大介にもまだ幼いペニスが丸見えだと分かると智之は両手で股間を隠す。 「何してんだよ!」 「お前の兄ちゃんがどんなことしてっか、教えてやるよ。」 「ひぇ……ん…大介ぇ…?あうっ!」  耳に吐息をかけられてなれない感触に智之は震えた。大介の細長く綺麗な手が上手いこと掻い潜って、智之のペニスを優しく握った。 「や……やだ…なにして、んだよぉ…。」 「ヤラシーこと。お前さ、オナニーとかまだ?」 「に、にーちゃんの…見ちまった、ことある……けど…おれ、わかんな、いぃ…。」  思春期の兄がいれば嫌でも男子の性事情を目の当たりにする。  だから智之は小5にしては性知識が多少はあった。  なぜペニスを自分で慰めるのかは理解出来ないでいたが、自分も高校生になったらするんだろうな、とボンヤリと思い描いていた。  しかしそれを今、しかも幼馴染の大介にやられている。  智之の思考回路がぐるぐると狂いはじめた。

ともだちにシェアしよう!