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第4話 未来を……
4.未来を……
「 下手したら僕が帰るのは一年以上先になるかもしれないよ 」
そう言っても竜也さんは簡単に、
「 大丈夫じゃない?ジェイも仕事あればしばらくここに居るだろ?
彼も案外使える資格をたくさん持ってるし、
な、ここで住まない?雄介、ここに住みたいだろ?」
勢いよく、
「 うん!僕ここに住む!」
と叫ぶ雄介。
困った顔をした草太。
「 なんで、ライバル宣言した奴と一緒に……しかも馳は遠いし 」
ブツブツ言ってたけど、時間を置いて冷静になったらどんな答えを出してくるかな?
離婚専門の弁護士だという想像もしなかった職業の人だった竜也さん。ジェイさんは難民保護のNPO団体で働いていた頃に自分もバックパッカーをしていて知り合ったと言っていた。
彼の心強い応援はきっと良い方に行くよね。
多分、多分……
惠さんは稼ぎが意外に悪かった次の夫の穴を埋めるために、資産家の草太の家の財産を相続できる雄介の親権を離したくないらしい。
相続財産は信託にすればいいからと取り敢えず任せろと言う竜也さん。親権をこちらにということより何よりも雄介の普段の幸せな生活を守らなきゃなと言う言葉も頼もしい……
僕も雄介もすっかり竜也さんのファンになってる。
草太、頑張って!
一人困惑して俯き加減な草太の背中を目一杯叩いた。
次の夜、三人で久しぶりに一緒に帰った東京の家で僕らはしっかりと抱き合った。
「 また、馳を抱けなくなるのか 」
と泣きそうな草太に、
「 いつも、なかなか最後までしないのに、今更?」
と荒くなる息の合間に文句を言うと、
「バカ。我慢してたんだよ!
馳はあんまり運動しないから体力もないし、俺が本気で 」
と言いながら身体を弄る手を僕の股間に這わす草太の掌。
「 本気で抱いたら、馳は次の日絶対に立てないから 」
「 だから遠慮してたの?」
あんなに悩んだのにバカ草太!
胸の間で乳首を嬲る草太の顔を引き上げて濃厚な口づけを絡ませると、
僕は対位を変えて草太の昂ぶった息子を喉の奥まで頬張る。
愛しい人の呻き声を聴きながら興奮する自分の股間を弄ると、先走りが溢れだしみっともないほど濡れていた。
身悶えしながら揉み込んでると、
それを草太が取り上げて大きな手で扱きあげる。
「 本当に原田さんとはなんともないんだろうな 」
そんなバカなセリフを零しながら、融けかかってる僕の下の口を厚い舌の先でやわやわとつつく。
「 あ、たり、ま……あ、あ、ん や」
ねっとりとなぶられるその刺激に勝手にピストンを始める僕の下半身。狭い後路にグイッと尖らした舌が挿いってくると腸壁はフルフルとそれを食い締めて、抱かれる喜びに僕の雄芯はもう我慢がきかずにトロトロと吐精を始めた。
何度何度も体液を絞り出すように突き上げられ、腹の中を掻き回されて喘ぐ声が涸れるまで執拗なほどたっぷりと愛された僕は、
先の未来を考えることを手放さないと決心をした。
二人の影はまたきっと重なる。
一緒に歩いて行けるんだと、
僕は信じる。
影絵の狐はまた長い長い夢を見る。
最後は幸せになる夢を……
了
影絵の続き三作、
子持ちは合ってる、
子育ては?w
どっかにいってますね。
最近は父子家庭も多くて、私の周りでもちょくちょく苦労しているご家庭の姿が見受けられます。
学校からお父さんの帰宅までお子さんを預かったり、周りでできることはあると思うのです。
私は子どもはとても柔軟で、どんな愛も受け止めてしまうからこそ、色々な人と触れ合って学んでいくことも大切と思います。(変態や虐待する者は論外ですが!)
お母さんじゃなきゃダメなんて今の与党の頭の固いオヤジさん達には言いたいことがてんこ盛り。
それでは、自説はこのくらいにして、
最後には感謝を込めて!
読んでくださった方、本当にありがとうございました。
夢咲さん、ステキな企画をありがとうございました。
楽しかったです❣️
又
企画されるようでしたら、参加させてくださいね!
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