隣のあっくんの両親であるαとΩの夫夫にあっくんの弟が生まれた。 あっくんの弟は沙雪と名付けられ、赤ちゃんなのに目鼻立ちがハッキリとしていて可愛い。 さーちゃんの綻んだ笑顔に僕は恋をした。 僕は大人になったらさーちゃんと結婚する、そう心に誓った。 さーちゃんのバースも僕のバースもまだ分からないけど、生まれつきのΩは赤ちゃんの頃から良い匂いがするらしい。 さーちゃんからは赤ちゃんの匂いはするけど、良い匂いはしないからきっとαなのだと思う。 僕もたぶんαだからさーちゃんをお嫁さんにできないと知り落ち込む。 僕の両親はα夫婦でとっても頭が良い。 だからお母さんに相談してみた。 お母さんはお父さんの事が好きで好きでたまらないから、僕の気持ちを分かってくれるんじゃないかと考えての相談だ。 お母さんはやっぱり頼りになる。 お母さんはネットや最新の医学書で調べてくれた。 そしてさーちゃんと僕が結婚する方法を見つけてくれたんだ！ お母さんありがとう！！ その方法というのはαとΩの間の子にしか適用出来ないもので、その点は僕は無理だけどさーちゃんがクリアしている。 次に身体的分化は八歳頃から始まるので、それまでにオッパイだけで気持ち良くて堪らない状態にする方法。 オッパイで気持ち良くて堪らない状態になれば、八割の確率でΩ性に分化するというものだ。 僕はこの方法で将来のお嫁さんを育てるべく、毎日あっくんの家にさーちゃんに会いに行くようになった。