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第7話2最終話

朝陽の家に着く頃、同じタイミングで沙雪も家に辿り着いたようだ。 互いに「おかえり」「ただいま」を言い合い、朝陽の家に二人で帰る。 これも俺にとっての幸せだ。 夏も近づき、今日は非常に暑かった。 沙雪はTシャツ一枚というラフな格好で、俺は沙雪のエロカワ乳首がシャツにクッキリと浮き出ている事に気付いてしまった。 これに気付いてドキドキしながらチラ見ジックリ見した奴が何人か居ると思うと、腹の底から怒りが沸いて来てしまった。 俺は直ぐさまスマホでネットを開き、Ω男子用ブラジャーを何枚か注文した。 これは将来の夫である俺の務めである。 これは将来の夫である俺の務めである。 大事な事なので二回言っておく。 大事無い内に気付いて対策を打てたが腹が立ったので、沙雪を姫抱きにして無言で風呂場に向かう。 これから、OSHIOKIタイムだ。 潮吹き出来るようになるまで、可愛い乳首を苛め抜こうと固く決意した。 快感に咽び泣いて赤ちゃんのタネ欲しがっても許さないんだからな。 と、意気込んだもののやはりというか、俺は可愛い沙雪に翻弄され籠絡され、赤ちゃんのタネを沙雪に絞られていた。 沙雪の可愛くて皮の余ったチンチンを口に咥えて舐めしゃぶる。 透明な蜜を流し快感に嬌声を上げつつも、やはり勃起する兆しはない。 コレはΩ男子が更に抱かれる身体としてメス化した現象だと、誰かの学術誌で読んだ。 ああ、沙雪は俺に抱かれる為の身体に進化したのだと感動を覚えたのが、お仕置き断念の敗因だ。 本当に沙雪は言葉で、全身で俺に愛を語り続け伝えてくれる。 幼な子だからと甘く見る事なんて出来ず、俺は日を追う毎に沙雪に夢中になっていく。 沙雪は気持ち良くてもチンチンではイクことは適わず、自らの指を乳首に導き捏ねくり回して絶頂を迎えようと必死だ。 俺はそんな沙雪の様子を楽しもうと沙雪の可愛いチンチンから顔を離し、乳首で自身を追い詰める沙雪の顔を間近で見つめる。 沙雪がオナニーをするところを見るのは初めてだか、とても艶めかしく動く腰に愛らしい半開きの唇から漏れるように出て来る小さな喘ぎ声、それらは素晴らしく美しく俺を掻き立てる。 さっきまでの乳首浮き立つTシャツ事件のイライラなど、何処かに吹き飛ばし「可愛がらせてくれ」と膝をつき、沙雪に懇願する迄に至ってしまったのは仕方のない事ではないだろうか。 そして俺はなんとなく気付いてしまった。 この世を支配しているのは支配者層と呼ばれるαでは無く、実は被支配者層と呼ばれるΩであって、Ωを囲い込もうとするαの行動の全てはΩ故の本能でαを突き動かしているのではないだろうかと。 だが俺だけのΩに翻弄される事は、なんとも甘美で心地よいと感じるのはαの本能であり、番を見つけた者だけの特権なのだろう。 終わり

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