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第40話

次の日曜日に4人で遊園地に行こうという話になった。 「遊園地とか、並ぶ系の場所って付き合いたてで2人で行くのは躊躇うよな」 「あー分かる。最初だから、何話せばいいか分かんないし、並んでる時間が長いから会話途切れると気まずいんだよね」 いつもの3人でお昼を教室で食べながら佑嗣と俺でそんな会話をする。 「そういうもんなのか?」 「まぁデートでゲーセンの格ゲーしたいなんて言うデリカシーのかけらもない男には分からないだろうね」 「えっ、何…祥馬、澪央ちゃんにそんなこと言ったの?」 俺が嫌味ったらしく言うと、祥馬が反応する前に佑嗣が反応した。 「なっ、おい瑛翔!言うなよ」 「だってほんとのことでしょ」 「祥馬マジかーそれはないわ」 「だよね」 「最悪」 「ぽんこつ」 「ゴミ」 「おい、悪口だろそれ」 「「そうだけど??」」 「お前ら…」 はぁーっと祥馬は深い深い溜め息を吐いた。 「で、日曜に4人で行くんだ?」 「うん」 「最近新しいアトラクション出来たらしいな」 「すっごい並ぶみたいだけどね」 「澪央が乗りたがってた」 「そうなの?じゃあ乗らなきゃね」 「…本当はちょっと嫌なのにそんな風に見せない感じ出すの上手いよな瑛翔って」 「ん?」 今のは、貶されてるのかな? 「祥馬は馬鹿正直だもんねー澪央ちゃんかわいそー」 佑嗣が棒読みで言うから思わず笑ってしまった。

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