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第1話
僕はお隣さんの拾人(ひろと)お兄ちゃんの恋人で将来の番。
僕の両親はαとΩの夫夫で七歳上の兄朝陽君はα。
お隣りの拾人お兄ちゃん家はα夫婦で、拾人お兄ちゃんもαで朝陽君とも幼馴染で同級生ってやつ。
僕は十歳になったばかりで、最近のバース診断でΩ判定が出たばかり。
拾人お兄ちゃんはとっても背が高くて、顔が小さくて手脚も長くて筋肉もあってモデルさんみたいなスタイルをしてて、顔付きは優しいけど男らしいハンサムさんなんだよ。
それにそれにお勉強も凄いの!!
十七歳にして大学の二年生なんだって。
脚だってめちゃくちゃ速くてカッコイイ。
脚が速いって、なんで知ってるのかって?
小学校の運動会に僕の両親と一緒に観に来てくれて、保護者枠の駆けっこで両親の代走してくれたから。
拾人お兄ちゃんは僕のことを本当に大好きで、毎日お風呂も一緒に入ってくれるんだ。
朝陽君とは一緒に入った記憶無いけど。
僕がΩだと判定が出た時は、拾人お兄ちゃんは誰よりも喜んでくれた。
拾人お兄ちゃんと二人だけの時間は、オッパイやお尻をたくさん可愛がってもらうの。
最近はお尻とお腹の奥が自分じゃなくなっちゃいそうなくらいキュンキュン切なくて、拾人お兄ちゃんの30cm定規くらいあるオチンチンでお尻の中も可愛がって欲しくなるんだ。
ヒートは大体十六歳以降に起きるって性教育で習ったけど、僕はもっと早く起きるような気がしてならない。
だって、拾人お兄ちゃんのエッチな時のαフェロモンを毎日嗅いでるんだもん。
性交渉を行なって良いのは十二歳からだから、僕達はまだ「清い関係」というやつになるのかな?
うーん、でもお兄ちゃんのオチンチンの先っちょに僕のお尻の穴を被せて、赤ちゃんのタネをお腹に貰ってるし、清いのかどうか分からない。
拾人お兄ちゃんのオチンチンから溢れる赤ちゃんのタネの匂いも味も本当に大好きで、この人の子供が欲しいってまだ十歳なのに思っちゃうんだ。
もちろん、拾人お兄ちゃん自身のαフェロモンが世界で一番大好きだよ。
話が逸れちゃった。
なんでヒートが平均より早く来そうなのかなんだけど、僕のオチンチンは透明な液体がいっぱい出て来るけど勃たないんだ。
生まれた頃からΩ男子であっても、いっぱい身体を可愛がられるまではオチンチンは勃つし、量は少ないけれど赤ちゃんのタネも出るんだって。
可愛がられるのに特化してしまったΩ男子はオチンチンよりも、僕みたいにオッパイやお尻を可愛がられる方が大好きになって、興奮しても勃ってないオチンチンから透明な液体が溢れ出すだけになっちゃう。
これをΩ男子のメス進化って言うんだって、拾人お兄ちゃんが教えてくれたんだよ。
拾人お兄ちゃんはΩ判定が出るまでは僕のオチンチンに一度も触れてくれなくて、僕のオチンチンが嫌いなのだと思って寂しかったけれど、Ω判定以降はオッパイやお尻だけじゃなくてオチンチンも身体中全部可愛がってくれるようになった。
理由を聞いたら、オッパイやお尻よりオチンチン可愛がられる方が好きになられたら、番になれなくなる可能性があったからなんだって。
拾人お兄ちゃんは僕が聞いたらなんでも教えてくれて、僕の不安はいっつも何処かに行っちゃうんだ。
そういえば最近二人同時に家に帰り着いた時、無言でお風呂に連れて行かれた事があった。
その時は何か分からなくて怒らせちゃったのかなってちょっと不安になったんだけど、拾人お兄ちゃんとお風呂でエッチな事してたら、なんでかひざまづいて「可愛がらせてくれ」って、泣きそうな顔でお願いしてきた。
その二日後くらいにΩ男子用ブラジャーが、拾人お兄ちゃんの名前で届いて
、理由は今でも教えてもらえないけど、それ以降も拾人お兄ちゃんは僕を愛してくれるし、いや前よりも更に愛してくれている。
僕も拾人お兄ちゃんが本当に大好きだから、いっぱい愛して可愛がってくれて凄く幸せだったりする。
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